NEWS
ニュースいよいよ2024年11月9日(土)に迫ってきた、JEGT2024シリーズの開幕戦。
新たなリーグも設けられ、昨年以上の盛り上がりが予想されるだけに開幕から見逃せない。
チームバトルというJEGT独自のフォーマットによるリーグ戦は、グランツーリスモ7史上最大規模といっても過言ではないだろう。
注目の開幕戦を前に、JEGT2024シリーズの見どころをたっぷりとご紹介したい。
JEGT2024シリーズは、3リーグという過去最大規模で開催される。
手に汗握るトップリーグはそのままに、チャレンジリーグを新設、そして企業対抗戦の参加チームは昨年から倍増した。
史上最多42チームが参戦する「JEGT2024シリーズ」のリーグ全体の特徴を紹介しよう。
昨年まではトップリーグと企業対抗戦という2リーグ制だったが、今季から「チャレンジリーグ」を新設して合計3リーグの規模になった。
参加42チーム、出場登録選手は100名をゆうに超えるリーグ戦は、グランツーリスモの公式戦を除くと前例のない規模だ。
新設されたチャレンジリーグは、昨年までの企業対抗戦から分離された形。
トップリーグと同様に10チームで構成され、上位2チームがトップリーグ昇格への挑戦権を得ることができる。
一方の企業対抗戦は参加チーム同士の順位争いというシンプルな内容にしたことで、過去最大の参戦チームが集まった。
今季からトップリーグに参戦する#52 KANTOモータースクール SCARZと#523 日産サティオ佐賀の2チームは、昨シーズンから設けられたルールで企業対抗戦からの昇格を勝ち取った。
いずれのチームもシーズンを通じて安定した走りを見せていただけに、トップリーグでの活躍にも期待したいところだ。
現在のフォーマットになってからはトップリーグに参加するチームは過去数シーズン変わらなかったため、新チームの参戦でリーグ内の勢力図がどう変わるのかに注目したい。
リーグの新設に伴って、チームメンバーも少なからず変更されている。
開幕に先立って行われた、ドラフト会議の指名選手は合計34名。
今シーズンからJEGT認定ドライバーになった選手も数多く含まれ、各チームにフレッシュな顔ぶれが加わる。
また、ビッグネームの移籍ということろでは、宮園 拓真選手と鍋谷 奏輝選手が#52 KANTOモータースクール SCARZに加入し大きな話題となった。
万全の体制で、入れ替え初年度からチャンピオン奪取を狙う構えだ。
ドライバーの力量という意味では、最高峰という位置づけのトップリーグに分があるだろう。
しかし、団体戦という形式をとるJEGTだからこそ、単に「速さ」だけではない見どころがある。
各リーグの性格が明確になったJEGT2024シリーズの、リーグごとの見どころを紹介しよう。
トップリーグの注目チームは、2連覇中の#1 Sengoku Gamingだ。
実力が均衡するトップリーグでJEGT史上初の連覇を成し遂げたことは驚異的なことだが、このまま他チームがすんなりと3連覇を許すとも思えない。
昨シーズン序盤は不本意な成績ながらラウンドファイナルでここ1番での強さをみせた#02 EVANGELION e-RACING × ウエインズトヨタ神奈川、安定した成績を残した#54 MAZDA SPIRIT RACING with TC CORSE、#105 SPK e-SPORT Racing with TC CORSEといった強豪チームがひしめく。
また、今季からトップリーグに昇格した#52 KANTOモータースクール SCARZと#523 日産サティオ佐賀も実力のある選手をそろえているだけに、新規チームとはいえ侮れない。
1戦だけでは実力を計れないものの、やはり2024シーズンの行方を占う開幕戦は各チームにとって重要な意味をもつはずだ。
ドライバー個人の実力だけでなく、チーム戦略にも注目して観戦したい。
2024シリーズから新設されたチャレンジリーグは、もっとも熾烈な争いになることが予想される。
トップリーグへの昇格という明確な目標をもったチームばかりのため、予選から決勝まですべてのセッションで緊張感あふれる戦いが繰り広げられるはずだ。
また、全10チーム中5チームがJEGT初参戦ということもあって、まったく順位予想がつかない。
一方、注目すべきは、新規参入チームだけではない。
昨シーズンまでの企業対抗戦ではなくあえてチャレンジリーグを選んだ、#019 i EU KOH Racing(旧HOKUEI Racing)、#103 WEINS CLUB TEAM、#504 WEINS MOTORSPORTS TEAM TaGは虎視眈々とトップリーグ昇格を狙っているはずだ。
さらに、惜しくも降格となってしまった#11 KOSHIDO RACING Ⅺと#777 ZIMARACERSは、昨年までトップチームだったという意地をみせてくれるだろう。
実力はもちろん、各チームの思惑が交錯するチャレンジリーグから目が離せない。
トップリーグとは完全に独立した企業対抗戦は、これまで以上に参加の幅が広がったといえる。
トップリーグにつながる下位組織という位置づけではなくなったため、参入に躊躇していたチームも気軽に参加できるようになったためだ。
実際、参加チームは過去最大の22チームに膨れ上がった。
各企業や団体のロゴがあしらわれた、個性豊かなリバリーを見るだけでも楽しめるだろう。
一方で、従来通りJEGT認定ドライバーのチームへの参加は義務付けられているため、レースとして一定以上のレベルは維持されている。
楽しみながらもレベルの高いレース展開が予想されるため、グランツーリスモ7ユーザーにとっては身近で参考になるのではないだろうか。
企業対抗戦をきっかけに、会社のレクリエーションの一環としてJEGTへの参戦もぜひ検討していただきたい。
リーグの規模が大きくなったということは、開催されるレースセッションも増加する。
JEGTらしいハイレベルな争いを、これまで以上に数多く楽しめるのはファンにとってはうれしいことだ。
また、JEGTの中継で人気の、エキシビジョンマッチも見どころの1つだといえるだろう。
開幕戦で予定されているのは、鈴木ノリアキ氏によるタイムアタックと企業対抗戦で惜しくも予選敗退したチームによるレースだ。
鈴木ノリアキ氏のタイムアタックの結果次第では視聴者に豪華プレゼントが当たるチャンスもあるため、JEGTのレース結果と同様に注目したい。
JEGT2024シリーズ開幕戦は、2024年11月9日(土)の午前11時からJEGT公式YouTubeチャンネル(@JEGT_GP_Official)で生中継される予定だ。
気温も下がり、天候の予測が難しい季節だけに、土曜日の午後をJEGTの中継を見ながらのんびりと過ごしてみてはいかがだろうか。
Text: 渡邉 篤
■【プログラム詳細】JEGT 2024シリーズRd.1(11/9)
« | 2024.12 | » | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
【チーム紹介】目指すはグランツーリスモ界最強チーム!? 今季から昇格した#52 KANTOモータースクール SCARZ
【トップリーグ Rd.2 最終リザルト】AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2024 Series
【企業対抗戦 Rd.2 最終リザルト】AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2024 Series
【チャレンジリーグ Rd.2 最終リザルト】AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2024 Series
【プログラム詳細】JEGT 2024シリーズRd.2(11/23)