NEWS
ニュースチャレンジリーグ2位ながら、入れ替え戦で粘りの走りをみせてグランプリシリーズへの昇格を掴み取った#9 ウエインズトヨタ神奈川。
チャレンジリーグ2位、入れ替え戦2位という成績は、いわばぎりぎりでの昇格だった。
しかし、2025シリーズの開幕戦では、冨林 勇佑監督を中心にチーム一丸となっていきなりの完全優勝。
残り3戦での活躍にも期待が高まる、#9 ウエインズトヨタ神奈川の意気込みをみていこう。
※本アンケートは、2025シリーズ開幕前に回答されたものです。
チャレンジリーグ時代に引き続き、バーチャル、リアル両方のモータースポーツで活躍する冨林 勇佑氏を監督に起用。
メンバーは若く、実績は国内大会が中心だが、全員が平均して素晴らしい実績を残している。
チャレンジリーグとほぼ変わらない体制で臨む、2025シリーズの陣容を確認してみよう。
ゼッケン:9
エントラント名:ウエインズトヨタ神奈川
監督:冨林 勇佑
URL:https://www.weins-toyota-kanagawa.co.jp/sports/motorsports
JEGT2024シリーズ最終順位:チャレンジリーグより昇格(2位)
チームコメント:
クルマファンづくりの取り組みの一つとしてe-Motorsportsに取り組む神奈川県の自動車ディーラー『ウエインズトヨタ神奈川』は、2022シリーズよりJEGTに参戦しています。
2024シリーズはチャレンジリーグに参戦し好成績を収め、2025シリーズからトップリーグへ参戦します。
ドライバーは数々の国内大会に出場経験がある若い選手を揃え、監督には世界チャンピオンであり、SUPER GTに参戦中の冨林勇佑選手の布陣で挑みます。
敬称略・順不同
ロードスターパーティレース シリーズ戦に出場中
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI U-18の部 5位
MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2022 – U-17 Class 3位
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI U-18の部4位
MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2024 3位
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI 一般の部 神奈川県代表
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2021 MIE 一般の部 熊本県代表
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI U18の部 愛知県代表 全国7位
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2023 KAGOSHIMA U18の部 愛知県代表
2019〜2023年 全国都道府県対抗eスポーツ選手権 熊本県代表(2020年 U18の部 5位/2023年 一般の部 7位)
2023、2024年 全国都道府県対抗eスポーツ選手権 U18の部 神奈川県代表
2023、2024年 Honda Racing eMS 本大会出場
アンケートに答えてくれたのは、チーム担当者の橋本氏。
チャレンジリーグからの昇格ということで全体にコメントは控えめな印象だが、宣言どおりグランプリシリーズでの優勝をすでに果たした。
うちに秘める静かな闘志を感じながら、開幕前アンケートの回答をじっくりとご覧いただきたい。
トヨタ系ディーラーという事で使用出来る車種が限られる中、過去シーズンのレギュレーション等を考慮してレクサス RC F GT3 ’17を選択しました。
当社は2019年よりD1GPチームへ協賛をしており、2025年もメインスポンサーとして『ウエインズトヨタ神奈川 俺だっ!レーシング』をサポートしています。
今シーズンは、D1GPに参戦するスープラと同じカラーリングにしました。
リーダーである森本選手を軸として、若いメンバーが切磋琢磨しながら走っています。
基本的にオンラインで集まって走っています。
全員でボイスチャットをつなぎ、楽しむ時と真剣に走る時のON・OFFを切り替えて練習しています。
役割分担をしっかりと決めて、各選手が自分のパフォーマンスを発揮出来れば好成績を収められると思います。
オフラインイベントは自宅で走るのと環境が全く違うので、適応出来るかが重要になると思います。
若い選手が多いので、フレッシュでアグレッシブかつクリーンな走りにご注目ください!
昨シーズンチャレンジリーグから昇格した勢いそのまま、グランプリシリーズでも優勝を掴み取ります。応援よろしくお願いします!
#9 ウエインズトヨタ神奈川は、圧倒的な速さでグランプリシリーズ昇格を果たしたわけではない。
ライバルチームも含め、開幕前に注目していた方はおそらく少ないだろう。
しかし迎えた開幕戦、予選スーパラップ、トーナメント形式でのハイパースプリント、決勝レースとすべてトップで完全優勝を果たした。
一方、Rd.2で大きく成績を落としたところをみると、JEGTでの経験不足もあるのだろう。
いかに速さをもったチームでも、チャンピオンシップ争いを簡単にできるほどJEGTは甘くない。
しかし、世界を知る冨林監督の経験が加わることで若手選手が今後伸びていけば、グランプリシリーズの勢力図を書き換える存在になるはずだ。
Text: 渡邉 篤
■【レースレポート】昇格した#9 ウエインズトヨタ神奈川が完全勝利! JEGT2025シーズンの波乱を予感させる開幕戦
■【レースレポート】JEGT初の入れ替え戦は新旧チームが痛み分け!? グランツーリスモの総合力で競った白熱のレース
■【レースレポート】チャレンジリーグは意地をみせた#103 WEINS CLUB TEAMが優勝! 入れ替え戦への切符を掴む