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東京オートサロン2022でグランドファイナルが開催され、EVANGELION e-RACING with 広島マツダが優勝を飾った2021シリーズ。約8か月間のインターバルを経て、9月11日(日)、いよいよ2022シリーズが開幕の時を迎える。
2022シリーズは、「トップリーグ(全3戦)」と「企業対抗戦(全2戦)」の2部門に分かれて開催される。
トップリーグは昨シリーズの順位を基に10チームに絞り込まれ、各チームは個別交渉やドラフト会議でそれぞれに選手補強を行い、いずれも盤石の体制でシリーズチャンピオンの奪取を狙う。
企業対抗戦は「法人格を持つ企業・団体が運営するチームであれば参加可能」「第1戦、第2戦(12月3日)のどちらか1戦のみの参戦でも可」という条件のもと、第1戦は8チームによるレースが展開される。
トップリーグ
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企業対抗戦
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トップリーグでは、各チームに「4名以上、8名以下のドライバー登録」が義務付けられており、さらに登録されたドライバーは「3戦のうち必ず1戦以上に出走しなければならない」規定となっている。
また、7月15日(金)に先立って開催された「JEGTドラフト会議」において「1名以上の指名必須」という条件も付け加えられ、各チームは開幕を前にして、どういったチーム体制を構築するのかという戦略立てが求められた。
多くのチームで昨年のエースドライバーや中心メンバーが残留する中、2021シリーズをディフェンディングチャンピオンとして臨みながらも3位となったTC CORSE Esports MAZDA には、ARTAから加藤達彦選手が、EVANGELION e-RACING with 広島マツダから龍翔太郎選手がそれぞれ移籍加入し、2年ぶりのチャンピオン奪還に向けて注目が集まる。
一方、昨シリーズチャンピオンのEVANGELION e-RACING with 広島マツダには、18歳の新進気鋭ドライバーである鈴木聖弥選手が電撃加入。宮園拓真選手、山中智瑛選手というグランツーリスモ界の2大巨頭を擁するチームに新たな活力が加わり、盤石の体制で2連覇を狙う。
昨年惜しくも表彰台を逃し4位となったニワカレーシングは今年から運営母体を変更し、eM福岡 エンタテ!区 LEGENDSとして新シリーズに挑むが、これまでスポットドライバーだった荒木祐樹選手がついに認定ドライバーとなり、選手兼任監督に就任。また、世界的に活躍する國分諒汰選手がスポットドライバーとして加入し、福岡の地に念願のトロフィーを届けるための体制を整えてきた。
あと一歩及ばず、悔しい思いをした昨年2位のTC CORSE SPK e-SPORT Racingは、深谷諄選手、菅原達也選手、鍋谷奏輝選手がそろって残留したことで、さらに向上されるであろうチーム力に期待が高まる。
国内NO.1のNSX使いとして知られる杉守翔平選手率いるARTA、世界大会で数多くの実績を持つ川上奏選手を擁するSengoku Gaming、2019年の国体優勝者である高橋拓也選手のD’station Racing、昨年初参戦にして両チームともトップ10入りした安定感抜群のKOSHIODO RACINGとKOSHIODO Jr.RACING、そして小木田恭悟選手をはじめとした有力ドライバーで参戦するNISSAN × TRUST RACING。
どのチームがチェッカーフラッグのもとを駆け抜けても全くおかしくない開幕戦の火ぶたは、間もなく切って落とされる。
ここ数年で注目が高まり続けるeスポーツには様々なジャンルがあるが、その中でもレーシングゲームをタイトルとするeモータースポーツの盛り上がりは著しい。
その背景にはやはり、日本が世界に誇る自動車産業との関係性が深いことが挙げられるが、最近では社内での部活動やイベントでもeモータースポーツに取り組む企業が増加している。
JEGTは草創期から「リアルとバーチャルの融合」をコンセプトに掲げ、リアルモータースポーツさながらの団体戦を主軸として展開を続けており、今後もeモータースポーツに取り組む企業や法人にとっての受け皿として、その門戸を広げていきたいと考えている。
そこで今年は、eモータースポーツの裾野をさらに広げるために企業対抗戦を新設し、法人格を持つすべての団体が参戦可能という形とした。
各チームには、上位入賞や賞金獲得を目標としていただくのはもちろん、大会出場を通じて社内のコミュニケーション醸成や福利厚生の充実につなげていただくなど、各企業の活動がより活発化し、自社の未来の企業を担う人材やチームを育成する機会としても役立ててほしい。
9月11日(日)の第1戦には、国内の名だたる自動車関連企業による8チームが参戦。
トップリーグではないからといって、レベルが低いわけではもちろんない。運営母体の社員でありながら、JEGT認定ドライバーとして登録されている選手も多数在籍しており、ハイレベルなレース展開となることが期待される。
12月3日(土)に開催される第2戦は現在も企業のエントリーを受け付けているので、是非とも新しい挑戦を検討してほしい。
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