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2025年12月4日に配信されたグランツーリスモ7のSPEC IIIへのアップデートでは、合計8台もの新車種が追加された。
追加車種のなかでも、コレクション性と実用性を兼ね備えているのがフェラーリ 296のGT3とGTBだろう。
フェラーリらしい優雅な造形とレースで勝てる速さを兼ね備えた296について、グランツーリスモ7でGr.3にカテゴライズされるGT3を中心に詳しく紹介しよう。

2022年に登場した296 GT3は、V8エンジンを長年使用してきたフェラーリの伝統を打ち破り、V6エンジンを搭載した画期的なモデルだ。
フェラーリが満を持して投入したこの最新マシンは、パワートレインから空力、さらには整備性に至るまで劇的な進化を遂げている。
デビューからわずか2年で100勝を達成するなど、圧倒的な速さを誇る296 GT3の特徴と魅力を紹介しよう。
フェラーリ 296 GT3は、世界のGTレースシーンで数々の栄光を勝ち取った傑作機488 GT3の後継モデルとして登場。
ベースモデルは市販モデルの296 GTBで、V6ターボエンジンに電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)だ。
GT3のレギュレーションに合わせてハイブリットシステムは取り外されているが、新開発のV6エンジンをはじめフェラーリのコンペティツィオーネ部門が惜しみなく技術を投入して歴代モデルに恥じない最強のマシンに仕上げられている。
2023年のニュルブルクリンク24時間レースでは初挑戦で総合優勝を掴み取り、改めてフェラーリの速さを世界にアピール。
また、同レースでは参加3台がすべて完走し、高い信頼性も証明した。
296 GTの最大の特徴は、新開発された3.0リッターV6ツインターボエンジンだ。
長年フェラーリのGT3マシンはV8エンジンが採用されてきたが、ベースモデルのGTB(PHEV)と同様にV6エンジンを搭載。
約600psもの高出力を実現しながら、小型、低重心化されたことでハンドリング性能も大幅に向上させた。
また、バンク角を120度と広く取ることで、ターボチャージャーをバンクの内側に配す「ホットV」レイアウトを採用。
エンジン本体のみならず、パワートレイン全体のコンパクト化にも成功している。
296 GTBとほぼ同様の外観は、ボディ形状を徹底的に見直して空力性能を飛躍的に向上。
ダウンフォース量の増加によって、あらゆる状況下で安定したグリップ力を発揮する。
もちろん、フェラーリらしい曲線をうまく使った美しいボディラインは健在。
“レーシングクイーン”の名に相応しく、レースカーながらエレガントなスタイリングに仕上げられている。
また、耐久レースなどの実戦現場で重要になる「整備性」への執念も見逃せない。
フロントとリアのサブフレームを脱着可能な「モジュール構造」にすることで、レース中に破損しやすいバンパーや足回りのパーツをユニットごと迅速に交換できる。
ピット作業時間の短縮は、24時間レースなどの長丁場でライバルに対する大きなアドバンテージとなるはずだ。
フェラーリ 296 GT3は、グランツーリスモ7のGr.3カテゴリのなかでもかなり完成度の高いマシンだ。
初心者からベテランまで、幅広いドライバーにとって今後のレースで大きな武器になるだろう。
また、ベースモデルのGTBが同時収録されたのも、ファンにとっては喜ばしいポイントだ。
実車のフェラーリの所有はなかなか叶わないが、ベースモデルも含めてグランツーリスモ7なら心ゆくまで堪能できる。
296 GT3はグランツーリスモ7に収録されるGr.3マシンのなかでも、かなり扱いやすい部類だといえるだろう。
理想的なエンジンレイアウトと足回りの設計によって実車同様のハンドリング性能が再現されており、初心者でも比較的コントロールしやすい。
また、BoPによって前後はするが、約600psを誇るエンジン出力によって十分な速さも発揮する。
JEGTの中継でも再三言われるように、Gr.3マシンは使用コースによって多少の向き不向きがある。
しかし、296 GT3なら、比較的どのコースでもハイレベルな争いができるだろう。
市販車である296 GTBであっても、フェラーリ車に乗る機会はほとんどない。
しかし、グランツーリスモ7なら、気軽に乗り換えられる。
レースカーであるGTSとロードカーのGTBを乗り比べるという、リアル世界ではほぼ実現しないことも可能だ。
システム全体の出力という点では、制約のないGTBのほうが圧倒的に高い。
フェラーリのハイブリッドシステムによって、830psもの高出力を発揮する。
一般的にはレースモデルのほうが高出力化されがちだが、絶対的なハイパフォーマンスを求めるフェラーリらしい逆転現象だといえるだろう。
今回のアップデートで追加されたフェラーリ 296 GT3の意外な魅力として、リバリーで簡単に個性が出せる点を最後に紹介しておこう。
まず、多くのユーザーがフェラーリを象徴する赤色を選択しているが、ボディカラーを変えるだけでも印象ががらりと変わる。
さらに、完成されたボディラインによって、オリジナルデザインを差し込む余地が少ない点をリバリー初心者におすすめしたい。
ボディの空白が多いと、それなりのデザインセンスや造形能力がないとただステッカーを貼っただけといった仕上がりになりがちだ。
しかし、そもそもデザインをする余地が少ないため、好みのロゴを貼るだけで簡単にレーシングカーの雰囲気を醸し出せる。
Gr.3マシンを使用するスポーツモードで、ぜひオリジナリティあふれるリバリーを披露していただきたい。
同じくGr.3マシンをおもに使用するJEGT2025シリーズのRd.FINALの開催が、2026年1月11日(日)に迫ってきた。
シーズン前に使用マシンを決定するため、今回のアップデートで追加されたフェラーリ 296 GT3を使用するチームはないが、Gr.3マシンを巧みに操るトップドライバーのテクニックは見逃せない。
可能な方は東京オートサロン2026会場で生でご覧いただきたいが、来場が難しい方はJEGT公式YouTubeチャンネルでの生放送をチェックしよう。
Text:渡邉 篤
■【車種紹介】グランツーリスモ7 SPECIIIへのアップデートで追加されたエスパスF1とは? 世界最速のミニバンの魅力に迫る
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