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日本の福岡で開催されたグランツーリスモワールドシリーズ(以下GTWS)のワールドファイナルで、初のチーム対抗戦が開催された。
JEGTファンならおなじみのチームと選手たちが、世界のクラブチームを相手に奮闘。
あくまでも選手の所属するチーム間でのレースということで「JEGT」の名前こそ出なかったが、会場にいたJEGTファンにとっては興味深いレースだったのではないだろうか。
YouTubeでの配信は行われなかった、「eSport Team Competition」の模様を現地からお届けしよう。
そもそもWorld Finalが日本で開催されたこと自体が初めてで、GTWS全体でも日本の地方都市では初開催だ。
そしてこれまで国やチームで争ってきたGTWSで、初めて選手の所属チーム間による対抗戦がサポートレースとして開催された。
初開催の、eSport Team Competitionに参加したJEGTチームを紹介しよう。
2日間にわたって開催されるGTWSでは、リアルレースのように本戦開始前にサポートレースが企画されていた。
初日のマニュファクチャラーズカップ前の「PRO-AM Race」に、GTWS出場選手と一般ドライバーがチームを組んで挑んだ。
そして、2日目のネイションズカップ前に開催されたのが、今回の「eSport Team Competition」。
普段所属して活動しているチーム名を背負って、GTWS選手たちが争った。
全10チームのうち、4チームがJEGTに参戦する日本チームだった。
グランプリシリーズから#1 QT DIG∞、#8 ARTA、#52 KANTOモータースクール SCARZ、チャレンジリーグから#6 ZETA DIVISIONが参戦。
世界の参加チームをみると、F1チームやF1ドライバーの名を冠したする名門をはじめ、名のあるeMSチームばかり。
国内開催という面はあったと思うが、一つのリーグからこれだけ選ばれるというのはJEGT自体のレベルの高さを改めて証明した形だ。
参加チームと選手の一覧は以下のとおり。※()内はJEGTでのゼッケン番号
| グリッド順 | チーム名 | ドライバー名 | ドライバー出身国名 |
| 1 | R8G E-Sport | キリアン・ドルモン | フランス |
| 2 | TC Esports | コケ・ロペス | スペイン |
| 3 | Vanquish eSports | ミコワイ・セジャク | ポーランド |
| 4 | Team Falcons | ホセ・セラーノ | スペイン |
| 5 | Galorys | アドリアーノ・カラッツァ | ブラジル |
| 6 | QT DIG∞(#1) | 川上 奏 | 日本 |
| 7 | BS+COMPETITION | トーマス・ラブトレー | フランス |
| 8 | Williams Sim Racing | ノア・ラヌーザ | フランス |
| 9 | SCARZ(#52) | 佐々木 拓眞 | 日本 |
| 10 | ZETA DIVISION(#6) | 鈴木 聖弥 | 日本 |
| 11 | Mobil Esports Copec | アンゲル・イノストローザ | チリ |
| 12 | ARTA(#8) | 辻村 亮介 | 日本 |
日本のチームとして参戦するJEGT勢に上位独占の期待がかかったが、予選から好調だった海外勢が圧倒。
グランツーリスモを代表する世界レベルの選手ばかりが参加しているとあって、JEGTで普段ハイレベルな争いをしている選手でも難しい面があったのだろう。
一方で、チームカラーに彩られたマシンが走るレースは、いつものGTWSとはまた違った魅力と可能性を感じさせてくれた。
レース展開とともに、日本勢の最終順位をお伝えしよう。
ソフトとミディアムのタイヤ使用義務のあるレギュレーションのなか、スタートでは2番グリッドのロペス選手だけがソフトタイヤを選択。
1コーナーでタイヤ差をいかしてトップに立つも、ミディアムタイヤを使う後続をなかなか引き離せない。
やや間隔はあるもののトップから4番手のセラーノ選手までがワンパックになって、レースは中盤に差し掛かる。
戦前には6周と予測されたピットタイミングだったが、ミディアムスタートの一部チームが5周目に早くも動く。
ソフトタイヤを残り7周使用するというのはややリスキーだが、レース後半での逆転に向けて勝負をかけたということだろう。
6周目には全チームがピット作業を終え、レースはコース上の争いに絞られた。
ミディアムタイヤとスイッチしたトップを走るロペス選手に対し、ソフトタイヤのドルーモン選手はアウトラップのバックストレートでポジションを奪う。
さらに、レース終盤の9周目には、3番手を走行していたセジャク選手がロペス選手を捉えて2番手にポジションアップ。
前半にソフトタイヤスタートのロペス選手を逃さなかったキリアン・ドルーモン選手が、見事なレース運びでポールトゥウィン。
2位はセジャク選手、3位はロペス選手となった。
事前予選の結果、川上 奏選手(#1 QT DIG∞)の6番グリッドが最高位という苦しいスタートになったJEGT勢。
世界トップレベルの選手が出場しているだけあって低いスタート位置からの逆転は難しく、レース全体をとおして苦しい展開になった。


トップ争いに加わる機会はなかったものの、激しいバトルのなかで世界の競合を相手に奮闘。
特にスタート直後の混乱に巻き込まれた際には、見事に立て直してレース中盤以降の順位争いにつなげた。
最終順位は、佐々木 拓眞選手(#52 KANTOモータースクール SCARZ)が7位、9位が鈴木 聖弥選手(#6 ZETA DIVISION)、10位川上 奏選手(#1 QT DIG∞)、そして#8 ARTAの辻村 亮介選手が12位。
GTWSでの中継はマニュファクチャラーズカップとネイションズカップのみのため、サポートレースを見られるのは会場にいた人の特権といえる。
また、会場内では、JEGTで見慣れたユニフォームの選手たちが世界の他チームの選手とコミュニケーションを取る様子も見られ、日本人として誇りに思う瞬間でもあった。
2026年1月11日迫ったJEGTの最終戦も、東京オートサロン2026会場でオフライン開催される。
もちろんJEGT公式YouTubeチャンネルで生配信もされるが、中継には映らない選手たちの表情や声を、ぜひ直接ご覧いただきたい。
Text:渡邉 篤
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