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  • 2022.10.11
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【車種解説】こだわり抜いて開発されたトヨタ GR スープラ! グランツーリスモでも人気の秘密に迫る

グランツーリスモでレースを走るトヨタ GR スープラ

曲線を多用した迫力のあるボディとハイパワーなエンジンを持つトヨタ スープラは、ハイクラススポーツカーとしてデザイン、性能ともに完成度の高い1台だ。
途中17年というブランクの後、まさに現代のスポーツカーとして復活した現行のDB型スープラ。
そして、グランツーリスモシリーズに登場するGRスープラレーシングコンセプト’18の特徴について見ていこう。

40年近い時代を経ても色褪せないトヨタ スープラの魅力

トヨタ スープラ MA70型
トヨタ スープラ MA70型:出典トヨタ公式サイト

バブル景気突入と同時期に登場したスープラは、好調な日本景気を背景にトヨタの技術が惜しむことなく注ぎ込まれたハイクラススポーツカーだ。
ロングノーズショートデッキというFRスポーツ特有のスタイリングを先鋭的なデザインでまとめ、日本の経済力と技術力が十分に高いことを示した1台となった。
時代が大きく変わった現在でも、トヨタがこだわったスープラのDNAは健在だ。

単なる販売名「スープラ」から独立した車種に昇格

実質的に初代トヨタ スープラが登場したのは1986年で、先鋭的なスタイリングとハイパワーエンジンを搭載し多くの人気を集めた。
スープラの名称自体は、1978年発売の初代セリカXXの北米における販売名としてすでに使用されていたが、セリカから独立して開発されたA70型が実質的には初代スープラとなる。

A70型、つづくA80型と現在でもプレミアム価格がつくほど高い人気を集めるスープラだが、A80型の生産終了をもって1度ラインナップから消えてしまう。
A80型はトヨタのフラッグシップスポーツカーとして、実に10年近くも販売されていたが、新しく施行される排出ガス規制への適合ができず生産を断念した。

そして、A80型スープラの生産終了から17年が経過した2019年、ついに待望の新型「GRスープラ」が登場。
セリカXX時代から通算5代目となるGRスープラは、デザインや開発コンセプトは歴代スープラを忠実に踏襲していた。

1度販売を終了すると、再販時に別物のクルマになってしまうことも少なくない。
しかし、スープラに関しては、まるで続けて生産されていたかのように、A80型の新型車という位置付けがしっかりわかるクルマに仕上げられている。
なお、正式な型式こそDB型となっているが「Axx」という通称も残っており、トヨタ自体も「A90」と呼称することがあるほど、歴代スープラに対するリスペクトも失われていない。

トヨタが主導しBMWと共同開発されたGR スープラ

トヨタ GRスープラ
トヨタ GRスープラ(日本仕様):出典トヨタ公式サイト

DB型と呼ばれる現行のスープラは、BMWと共同開発されたことでも大きな話題を呼んだ。
共同開発となった最大の理由は、スープラ伝統の直列6気筒エンジンを当時開発していたのがBMWのみだったためだ。
ちなみに、BMWのオープン2シーターZ4とDB型スープラは兄弟車になる。

エンジンとプラットフォームがBMW製ということから、スープラはもはや国産車ではないという向きの意見が見られたのも事実だ。
しかし、実際の開発ではトヨタのこだわりが細部にまで詰め込まれたパッケージングになっている。
ホイールベースとトレッドの最適な比率、50:50という理想的な前後重量バランスや低重心化など、さまざまな課題をトヨタが定める目標値を目指して解決した。
つまり、実際に開発として手を動かしたのはBMWだが、トヨタの目指す形をトヨタの技術提案によって実現した紛れもないトヨタ車なのである。

ハイパワーなのに扱いやすい直列6気筒エンジン

DB型スープラに搭載されるB58型3.0L直列6気筒エンジンの特徴は、ハイパワーエンジンなのに扱いやすいことだ。
51.0kgf・mもの最大トルクをわずか1,800回転で発生し、ピークパワーの387psも5,800回転で到達する。

ハイパワースポーツカーのエンジンは、サーキットなど特殊な環境で高回転まで回してこそ真価を発揮することが多い。
しかし、低回転からトルクとパワーを発揮するB58型エンジンであれば、街乗りの速度域でもスープラがもつポテンシャルの高さを十分に体感できる。

スタイリングは歴代スープラを踏襲

トヨタ GRスープラ
トヨタ GRスープラ(日本仕様):出典トヨタ公式サイト

ロングノーズショートデッキというスタイリングは、A70型のみならずセリカXX時代のA40型にも共通するスープラのデザインポリシーだ。
現行のDB型スープラは、2シーター化によってA80型よりも全長が少し短くなったものの、FRスポーツ特有のロングノーズショットデッキというスタイリングを踏襲。
スタイリングよりも居住性や使い勝手が優先される現代のデザイントレンドの中、トヨタのスープラに対する情熱とこだわりが感じられる。

中でも、トヨタのデザインに対するこだわりをより強く感じられるのが、リアフェンダー周りのデザインだ。
A80型スープラを連想させる曲線的なデザインだが、この部分の製造は技術的にBMW工場で実現できなかった。
しかし、トヨタはデザイン変更をおこなわず、別のサプライヤーから部品として供給するという形で実現させたほどだ。

グランツーリスモに登場するGRスープラレーシングコンセプト’18

グランツーリスモ内でのトヨタ GR スープラ購入画面

グランツーリスモシリーズには、現行のDB型スープラが複数収録されている。
そのなかでも使い勝手がいいのは、Gr.3にカテゴライズされているGRスープラレーシングコンセプト’18だ。
なお、記事中で使用している性能ポイントは、グランツーリスモSPORTのものを採用しているので参考程度にご覧いただきたい。

突出はしていないがどのコースにもマッチする扱いやすい特性

GRスープラレーシングコンセプト’18は、バランスよくまとめられていてどのコースに持ち込んでも一定以上のタイムが期待できる。
オリジナルのDB型GRスープラ同様に、トルク重視のエンジン特性から加速5.4ptと加速性能が高いうえ最高速も6.8ptと高水準だ。

さらに、ブレーキングとコーナリングについてもそれぞれ4pt台で、安定性は比較的高めの6.1ptとなっている。
コースの特性が掴みきれない場合に、まずはタイムを出すクルマとして選びたい1台だ。

コンセプトモデルだが実在するリアリティ

トヨタ GRスープラ
実際に展示された「GRスープラ Racing Concept」

GRスープラレーシングコンセプト’18は、2018年のジェネーブモーターショーで実際に発表されたコンセプトモデル。
また、コンセプトカーながらほぼ実際のレースで使用可能な水準に仕上げられていたのも大きな特徴だ。
グランツーリスモ内では、特にGr.3カテゴリは架空設定の車種が多いなか、実在するクルマというのはリアリティがある。

さらに、GRスープラは2019年には市販車として展開されたため、名実ともにリアルに存在するクルマとなった。
ぜひDB型GRスープラの高い性能をグランツーリスモで体感してほしい。

最新型レースカーの収録に期待したい

グランツーリスモに収録されているトヨタ GR スープラレーシングコンセプト’18

グランツーリスモに収録されるレースカー仕様のDB型スープラは2台のみ。(2022年9月現在/ GT7)
しかも、そのうち1台は2018年発表のコンセプトカーなので、実際のレースでは走っていない。
一方で、現在も実際のレースシーンで活躍するスープラは毎年新しいモデルが製作されている。
GR スープラは、GT500やグループGT4、D1グランプリとレースカテゴリごとの仕様が幅広く展開されているのも特徴だ。

クオリティの高いスープラをすでにいつでもドライブできるので贅沢な要望ではあるが、実際にレースで走っているスープラの収録が今後増えることに期待したい。

■トヨタ GR スープラのスペック(グレードRZ)

全長×全幅×全高 (mm) 4,380×1,865×1,290
ホイールベース (mm) 2,470
前後トレッド幅(mm) 1,595 / 1,590
車両重量 (kg) 1,530
エンジン B58
排気量 (cc) 2,997
最高出力 (PS/rpm) 387ps/5,800pm
最大トルク (Nm/rpm) 51.0kgf・m/1,800-5,000rpm
駆動方式 FR
前後タイヤサイズ(前・後) 255/35ZR19・275/35ZR19
※実車の公式データより引用

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