RACE REPORT

レースレポート
  • 2022.02.17
  • 団体戦

レースレポート / AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2021Series TEAM BATTLE GRAND FINAL

AUTOBACS JEGT 2021シリーズTEAM BATTLE Grand Final

ピットストップの0.5秒が勝負を分けた大接戦!EVANGELION e-RACING with 広島マツダがグランドチャンピオンを獲得

 

 

JEGT2021団体戦シリーズグランドファイナルが2022年1月15日に東京オートサロンイベントステージで行われた。今シーズン初のオフライン開催となったグランドファイナルには、10チーム30名の選手が集結。イベント開始前の会場はコンサート会場さながらの高揚感に包まれていた。

 

 

 

■グランドファイナル予選 スーパーラップ

 

 

決勝レースのグリッド順を決める予選スーパーラップは、決勝レースに先だって1月8日に実施。予選のコースは決勝と同様、ベルギー ワロン地域リエージュ州にあるスパ・フランコルシャンだ。

まさかのノータイムとなった#280 ニワカレーシングを除く上位9チームの差はわずか0.7秒以内。さすがポイントランク上位チームだけあって、大混戦の予選スーパーラップとなった。

ポールポジションは唯一の2分16秒台を叩き出した#105 TC CORSE SPK e-SPORT Racing。2番手に#01 EVANGELION e-RACING with 広島マツダが続きフロントロー獲得。3番手には#55 ARTAが入った。

 

・グランドファイナル決勝 グリッド順

1位 #105 TC CORSE SPK e-SPORT Racing

2位 #01 EVANGELION e-RACING with 広島マツダ

3位 #55 ARTA

4位 #888 Sengoku Gaming

5位 #11 KOSHIDO Jr.RACING

6位 #54 TC CORSE Esports MAZDA

7位 #301 LAKE GAMING

8位 #12 KOSHIDO RACING

9位 #777 D’station Racing

10位 #280 ニワカレーシング

 

>>グランドファイナル予選スーパーラップのレポートは【コチラ】

 

 

 

■2021シリーズ TEAM BATTLE Grand Final

 

 

【決勝レース開催概要】

開催サーキット:スパ・フランコルシャン

周回数:15周

使用タイヤ:レーシングミディアム/レーシングハード

※レーシングハードのみ1スティント以上の使用義務

タイヤ摩耗:4倍

燃料消費:2倍

ピットイン義務2回

最低義務周回数:各ドライバー4周以上

 

グランドファイナル決勝は、予選ラウンドとは違い長丁場のレースとなる。また、オフライン開催のため、物理的なドライバー交代も見どころの一つだ。計算上出場全チームにシーズン優勝の可能性が残るため激しい戦いが予想される。

 

 

 

・決勝レースではハイスピードなオーバーテイクが観られた

 

ローリングスタートで始まったレースは、大きな混乱もなくグリッド順のまま全車きれいに1コーナーに飛び込んだ。1周目から積極的に攻めたのは、ゼッケン01番EVANGELION e-RACING with 広島マツダの宮園選手。ケメルストレートで深谷選手(#105 TC CORSE SPK e-SPORT Racing)のスリップストリームに入ると、続くレ・コーム飛び込みでサイドバイサイドに持ち込む。しかし、惜しくもオーバーテイクには至らなかったが、序盤から混戦を予感させる立ち上がりとなった。

そして迎えた3周目。宮園選手(EVANGELION e-RACING with 広島マツダ)が再度深谷選手(TC CORSE SPK e-SPORT Racing)に仕掛ける。ケメルストレートでイン側をキープする深谷選手のスリップストリームを使って並ぶと、レ・コームの飛び込みで絶妙のブレーキングを見せアウト側からきれいにオーバーテイクしトップに浮上する。

さらに続く4周目。深谷選手に今度は、加藤選手(#55 ARTA)が同じくケメルストレートで襲いかかった。レ・コーム入口でサイドバイサイドになると、続くターン7で2番手に浮上。レースはかなり熱を帯びた展開で進む。

 

 

 

・勝負を左右するリアルレースさながらの緊迫したドライバー交代

 

 

順位を下げた深谷選手(TC CORSE SPK e-SPORT Racing)は、4ラップ目を走り終えて早くもピットイン。上位陣では最初のピットインとなった。また、スタート時ハードタイヤを選択した下位勢も4周目で相次いでピットイン。各チームのピット戦略も気になるところだ。

ピットでのドライバー交代では、リアルレースさながらの瞬発力が要求される。車が完全停止したタイミングでドライバーがシートを離れ、後方に待機する次のドライバーの位置まで走って戻った時点で次のドライバーがシートに向かって走るのだ。

また、上位勢の中で1周早くピットインを行った鍋谷選手(TC CORSE SPK e-SPORT Racing)は、ドライバー交代直後の龍選手(EVANGELION e-RACING with 広島マツダ)との差を詰めており、ピット戦略が奏功した形だ。

対して、1スティントの限界となる7周目までピットインを遅らせた佐々木選手(#54 TC CORSE Esports MAZDA)だったが、ドライバー交代後に戻ったポジションは4番手。必死にプッシュし続けたが上位3チームにはわずかに届かなかった。

 

 

 

■接戦を制したのは#01 EVANGELION e-RACING with 広島マツダ

 

 

レース序盤からテールトゥノーズが続くトップ争いは、10周目に龍選手( EVANGELION e-RACING with 広島マツダ)が再逆転。最終ドライバーの勝負に注目が集まる。

そして、11周目を走り終えたところでトップ2台が同時に最後のピットに入った。ピットイン直前のタイム差は0.1~0.3秒程度。最後のピット作業(ドライバー交代)時間は、菅原選手(TC CORSE SPK e-SPORT Racing)の39.2秒に対し、山中選手(EVANGELION e-RACING with 広島マツダ)は38.7秒。山中選手はピットアウト前のタイム差を含め、スリップストリーム圏外となる0.934秒差でピットアウトした。

レースはそのまま、山中選手(#01 EVANGELION e-RACING with 広島マツダ)がトップチェッカー。菅原選手(#105 TC CORSE SPK e-SPORT Racing)が惜しくも2位、3位には滝田選手(#55 ARTA)が入った。

 

 

・JEGT 2021シリーズTEAM BATTLE Grand Final 最終リザルト

 

 

 

 

■リアルなドライバー交代が勝敗を分けた

 

 

グランドファイナルの結果、2021シーズンチャンピオンは、#01 EVANGELION e-RACING with 広島マツダ。特性トロフィーと、賞金200万円を手にした。

大胆なアクセルワークや、細やかなハンドリング技術がeモータースポーツの醍醐味だ。しかし、グランドファイナルの結果は、実際に人が動くドライバー交代が勝敗を分けた。この結果もオフライン開催ならではの楽しみの一つ。

レース後インタビューでは優勝した山中選手(#01 EVANGELION e-RACING with 広島マツダ)と菅原選手(#105 TC CORSE SPK e-SPORT Racing)が勝因、敗因として奇しくも同じことを口にする。「最後のピットストップでスリップストリームから抜けられた」(山中選手)「敗因はピットストップだった」(菅原選手)

JEGTの団体戦は、画面の中だけで戦っているわけではないから面白い。2022年シーズンも2021年以上の熱い戦いが期待される。「ピットの練習をしっかりしたい」と語った菅原選手(#105 TC CORSE SPK e-SPORT Racing)の目にはすでに次のシーズンが見えていたに違いない。

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