RACE REPORT

レースレポート
  • 2022.02.17
  • 個人戦

レースレポート / AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2021Series INDIVIDUAL MATCH GRAND FINAL

最高峰のドライビングテクニックが激突する接戦!山中選手がシリーズチャンピオンに輝く

 

 

JEGT2021シリーズを締めくくる、INDIVIDUAL MATCHグランドファイナル(個人戦)が2/6(日)におこなわれた。グランドファイナルの舞台は予選、決勝ともにインテルラゴスサーキット。全開率75%以上の2つの高速セクターと50%未満の低速セクターという両極端な特性を持つサーキットだ。

使用車種はGT-R ニスモ GT3 N24 Schulze Motorsport ’13のワンメイク。全車同条件のなか、純粋にドライバーの腕が試されるグランドファイナルにふさわしいレースとなった。

なお、新型コロナウィルス感染拡大の影響で残念ながらオンラインでの開催となる。

 

 

 

■予選タイムアタックレギュレーション

制限時間:5分

タイヤ:レーシング・ミディアム

 

 

 

■全車0.4秒以内の大混戦となった予選タイムアタック

 

 

予選タイムアタックはこれまでの団体戦と異なり、全車一斉にコースインという形でおこなわれた。

5分間という制限時間内に計測したタイムによって決勝レースのグリッド順が決まる。全車同時にタイムアタックをおこなうため、スリップストリームをうまく使ってタイムを伸ばしたいところだ。

戦前の予想通りアウトラップでは各車スリップストリームに入りたいという思惑から、先頭の譲り合いがおこる。

譲り合いのなかで口火を切ったのは#156 杉守選手。先頭でホームストレートを駆け抜け、各車が続いた。

予選タイムアタックの結果は全車が0.4秒差のなかにひしめく大混戦。トップタイムを計測しポールポジションを獲得したのは#1 宮園選手。2番手には#384 山中選手が続きフロントローを確保した。3番手は#355 久万田選手となり、タイムアタックの先陣を切った#156 杉守選手はスリップストリームを使えなかったことが響き7番手に沈んでしまう。

 

 

■決勝レースレギュレーション

スタート:グリッドスタート

周回数:19周

使用タイヤ:レーシング・ミディアム/レーシング・ハード

※レーシング・ハード使用義務あり

 

 

 

■戦略とテクニックを駆使した熱い決勝レース

 

 

決勝レースはグリッドスタート方式がとられ、全車ハードタイヤを選択。レースはスタート直後から、#384 山中選手がターン1でイン側に飛び込みトップに立った。ポールポジションスタートの#1 宮園選手は2番手につける展開。また、後続では#190 川上選手、#555 加藤選手がそれぞれポジションを1つ上げる。

その後はインフィールドセクションで下位勢に多少の順位変動はあったものの、大きな動きはなくオープニングラップを終える。

レースは大きな動きもなくこう着状態のまま周回を重ねていくが、ここで気になるのが各車のピット戦略だ。燃料消費倍率からゴールまで燃料が持つかどうかは微妙。加えてハードタイヤとはいえ、19周という長丁場を考えれば、後半にタレてくるのは間違いない。

迎えた8周目。6番手を走行していた#156 杉守選手が、10周目には#524 岡田選手がピットインし、レーシング・ミディアムに交換。よりグリップに優れたタイヤで、上位進出を伺う。

しかし、上位陣含め他の選手はピットインすることなく走行を続け、各車このままノーピットで走り切る可能性が濃厚になった。

 

 

 

・最高峰のテクニックが激突するトップ争い

 

 

順位が変わらないまま迎えた17周目。ついに#1 宮園選手がホームストレートで仕掛ける。スリップストリームに入りターン1への進入で#384 山中選手のイン側に並ぶ。しかし、#384 山中選手も譲らず、右コーナーとなるターン2で#1 宮園選手の前を押さえた。

続くバックストレート、18周目でもスリップストリームから#1 宮園選手が再三仕掛けるも、ト#384 山中選手が絶妙なブロックラインでしのぎ、オーバーテイクには至らない。

#1 宮園選手に最大のチャンスが訪れたのは18周目のターン5。#384 山中選手がバランスを大きく崩したタイミングで#1 宮園選手がすかさず並び、順位表示はトップに。ついにオーバーテイクかと思われたが、ここでも#384 山中選手のライン取りが光る。右コーナーが続くインフィールドセクションの内側を押さえ、#1 宮園選手のオーバーテイクは許さなかった。

レースはこのまま決着。スタート直後にトップに立った#384 山中選手がポジションを守り切り優勝。2位には#1 宮園選手が続いた。かなりタイヤが苦しい状況で最後までトップ2台に食らいついた#190 川上選手が3位に入った。

 

 

■レース後インタビュー

・#384 山中選手

 

 

「スタートが勝負だと思っていたので、スタート練習を繰り返していた成果が出ました。また、今回は先頭のほうが有利だと判断したので、タイヤマネジメントに気をつかって走ったことが優勝につながったと思います。」

 

 

・#1 宮園選手

 

 

「連覇を目指していたので正直悔しいですね。ただ、今回の山中選手は素晴らしい走りをしていました。プラン通り後半に仕掛けたのですが、山中選手のほうがタイヤに余裕があったようです。2022年シリーズは、逆に山中選手の連覇を阻止したいと思います。」

 

 

・#190 川上選手

 

 

「スタートでうまく順位を1つあげられました。後半はタイヤが厳しかったのですが、なんとかついていけてよかった。3位という結果には満足しています。」

 

 

 

■締めくくりにふさわしい白熱した個人戦グランドファイナル

 

 

JEGTドライバーのレベルが高いことから、とくに個人戦ではレース中の順位の入れ替わりがあまりない。今回もほとんど順位は動かなかったが、グランドファイナルにふさわしく見どころ満載の最後まで手に汗握る白熱した展開となった。ぜひ公式動画でレースの模様をチェックして欲しい。

また、これまで団体戦にのみ登場していた豪華ゲスト陣を迎え、オンラインでのライブ中継がおこなわれた。

 

 

実況に鈴木学氏、ゲスト解説にレーシングドライバーの谷口信輝氏とJEGT認定ドライバーの松本優一郎氏、さらに司会進行はスポーツDJのAlee氏、アシスタントにレースクイーンの沢すみれさんという顔ぶれ。熱を持った進行と、軽快で詳しい実況と解説が、白熱したレースをさらに盛り上げた。

今回の個人戦グランドファイナルをもって、2021年のJEGTシリーズは全日程終了となる。先日開催された団体戦グランドファイナルも含めて単なるゲームではない、eモータースポーツのリアルさと可能性を感じさせてくれた。

2022年シーズンも、ぜひ楽しみにしていただきたい。

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