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解説の山中 智瑛氏も時折触れるが、グランツーリスモ7の画面には実にさまざまな情報が盛り込まれている。
画面表示の意味や内容を理解しておくと、JEGTのレース中継をもっと楽しめるはずだ。
常にすべての表示を注視する必要はなく、レース展開や場面によって見るべき表示は変わる。
画面から読み取れる情報だけで、解説者より先にバトルの行方やピット戦略を予想できるようになるかも知れない。
画面表示の意味と見方から、どんな場面でどの表示を注視すべきかといったことまでグランツーリスモ7の画面表示について詳しく解説しよう。
アグレッシブなオーバーテイクシーンは、レースやグランツーリスモに詳しくない方でも沸き立つ興奮を感じる。
しかし、オーバーテイクに至るまでの経緯が理解できるようになると、さらにその瞬間の高揚感は増すはずだ。
1対1のバトルやレース展開に影響する、3つの表示をまずは確認しておこう。
レース展開や推しチームの状況を知るには、まずは現在のポジションとライバルとのギャップを知ることが重要だ。
さらに、刻一刻と変化するギャップや現在のペースから、ポジションをキープできるのか、前に追いつくのかといった先の展開も予測できる。
まず、レース展開を読む上で外せない表示は、画面右側の現在順位の一覧表だ。
また、表示対象マシン(白ハイライト)の現在順位とトップとの差、前後のギャップが確認できる。
さらに一覧表の下の「FL」と書いてある箇所のタイムは、その時点でのファステストラップ。
画面右側の表示対象マシンのラップタイムと比較すると、どの程度のペースで走っているのかおおよそ掴めるだろう。
グランツーリスモでも、実際のレース同様に走行距離に応じてタイヤが摩耗し、性能が低下していく。
レーススタート前に紹介されるレギュレーションのなかで、「タイヤ消耗倍率」が関係してくる部分だ。
画面左下にあるクルマを上から見た図の部分で、現在の使用タイヤとタイヤの消耗具合がわかるようになっている。
図の上下にあるアルファベットが使用しているタイヤの種類を示し、「RS」がレーシングソフト、「RM」がレーシングミディアム、「RH」がレーシングハード、「IM」がインターミディエイト、「W」がウェットタイヤだ。
そして重要なのが、4つあるタイヤを模した長方形のバーゲージ。
タイヤがフレッシュな状態だと白色だが、消耗が進むにつれて赤い領域が増えていく。
赤い領域が増えるにつれてグリップ力が徐々に低下していき、一般的には半分を下回ると性能の低下が顕著になってくるといわれている。
サイドバイサイドのバトルになった際には、よりタイヤが残っているほうが有利かもしれないといった見方ができるだろう。
また、タイヤ4本の消耗具合は一定ではないうえ、車種やドライバーによっても異なる。
同じ周回数を走っても、無理なライン取りをせずタイヤをいたわる走りをするドライバーだと減り具合は少ない。
終盤に入ってギャップがあるようにみえても、前走者のタイヤ残量がすくなければ一気に差が縮まる展開もありうる。
オーバーテイクシステムは、ボタン操作で一時的に出力を高める仕組みだ。
JEGTのグランプリシリーズでは、SF23を使用するレースで使用可能。
ただし、いくらでも使用できるわけではなく、レギュレーションによって使用可能時間が制限されている。
画面右下の「OVERTAKE」の表示部分が、残量と現在の使用有無を示す。
半円形のゲージがレース中の残量で、ゲージが赤色になると使用状態ということだ。
また、残量については、マシンの外からでもわかる。
コックピット後ろのエアインテークに装備された電飾が、緑の場合は残量が豊富、赤色で残りわすか、そして点灯していない場合は使い切った状態だ。
オーバーテイクシステムの使いどころは、ドライバーや立場、コースの形状、戦略によって大きく異なる。
前半から積極的に使って逃げ切りを図る、後半の勝負どころで一気に仕掛けるなど、どこで使用するかも見どころのひとつだ。
直接的なバトルが展開される場面でなくても、画面表示によって今後の展開やチーム戦略が予想できる。
また、JEGTのトップドライバーたちの繊細な操作も、表示の意味がわかっていれば読み取れる
順位表やマシンの外部カメラだけでは見えない、レースを左右する要素を読み解いていこう。
レギュレーションにもよるが、JEGTの多くのレースでは燃料も消費していく。
タイヤ表示の右隣にあるのが燃料計で、残量が少なくなると赤色に点滅する。
燃料計の動きからは、チーム戦略やドライバーの走らせ方までも読み解くことが可能だ。
給油時間が延びてでも序盤から全開で前に出ることを優先する、一方で可能な限り燃料消費を抑えて終盤での逆転やポジションキープを狙う。
燃料計を見比べてチームの作戦を予想しながらレース展開を見守ると、新たな視点で楽しめるはずだ。
また、燃料消費を抑える走りをしているドライバーに注目すると、高い技術に気がつくかも知れない。
一般的に、燃料消費を抑えるということは、マシン本来の速さが犠牲になる。
直接的に噴射量を減らす、高回転まで回しきらないうちにショートシフトをするといった形で、物理的な抑制をするためだ。
しかし、燃料消費を抑えているのに、全開で走るドライバーとほぼ変わらないタイムを叩き出しているケースもある。
前走者のスリップストリームに引っ張ってもらう、コーナーの立ち上がりの繊細なアクセル操作でタイムロスを最小限にとどめるなどドライバーの技術で出力低下をカバーしているのだ。
JEGTに参戦するトップドライバーたちの技術の高さが垣間見える表示が、画面下中央の速度計周りの部分だ。
速度計の右側にはアクセルの踏み込み量、左側にはブレーキの強さを示すゲージが表示されている。
タイトコーナーの出口でもスピンをしない絶妙なアクセルワーク、全開からでも的確にマシンを止めるブレーキング。
外側から見た挙動ではわかりにくい繊細な操作だが、ゲージを見つめていると見えてくるはずだ。
さらに、エンジン回転数を示すレベルゲージの上にある、赤い「⚫️」の動きにも注目してほしい。
これはステアリングの操作量やスピードを、⚫️の動きで直接表現している。
コーナー進入時の切り込み、わずかにテールスライドしそうになった場面でも素早いカウンター操作といったトップドライバーたちの性格無比なステアリング操作を画面上から読み取れるだろう。
アクセル、ブレーキ、ステアリングの操作は、選手の個性が現れる部分でもある。
早めのアクセルでドリフト気味にコーナーを立ち上がる選手、大きく舵角をつけて曲がる選手、ブレーキングを遅らせる選手など、選手のクセを見つけてみるのも面白いかも知れない。
人間の本能を掻き立てるレースは、単純に抜いた抜かれたという結果だけを追いかけても十分に楽しめる。
しかし、バトルに至るプロセス、フィニッシュラインまでにチームが描いている作戦が見えるとさらにレースは面白くなるはずだ。
たとえば、このピット作業で逆転を狙っているはずだと予想しながらみると、直接的なバトルでなくとも一喜一憂できる。
また、画面表示から伝わってくる情報を注視すれば、トップドライバーたちの凄さを実感するだろう。
JEGT2026シリーズの次戦は、2026年11月28日(土)・29日(日)に神戸ファッションマートでオフライン大会として開催される。
会場のスクリーンや手元のスマートフォンで画面表示を見ながら実際の操作をみれば、より臨場感あふれるレース体験をできるはずだ。
会場に来られない方もJEGTの公式YouTubeチャンネルで、改めて画面情報を確認しながら特別なオフラインレースを楽しんでいただきたい。
Text:渡邉 篤
■【車種紹介】驚異のパフォーマンス!SF23の実力と“音”がグランツーリスモ7で完全再現
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【初心者必見】グランツーリスモ7の画面の見方がわかるとレースがもっと楽しくなる! JEGT観戦ガイドー 画面表示編 ー

2026年11月21日(土)・22日(日)に、越谷レイクタウンにて「JEGT E-MOTORSPORTS EXPERIENCE@越谷レイクタウン」を開催!!

10月31日・11月1日、スーパーオートバックス千葉長沼で「JEGT E-MOTORSPORTS EXPERIENCE」開催!

11月28日・29日開催「JEGT2026 神戸大会」特設サイト公開! 観戦・体験の見どころをチェック

10月24日・25日ららぽーと横浜で「JEGT E-MOTORSPORTS EXPERIENCE」開催! 体験走行・実況つきレース・ドライビングレッスンを実施