【チーム紹介】速さは折り紙つき！ JEGTの頂点を目指して挑む#52 KANTOモータースクール SCARZ

#52 KANTOモータースクール SCARZロゴマーク

2024シーズンからトップリーグ（2025年からグランプリシリーズ）への昇格を果たし、開幕戦でいきなり優勝を飾った#52 KANTOモータースクール SCARZ。
戦前の予想どおりの速さを証明したものの、Rd.FINALで惜しくも#1 QTDIG∞に敗れてチャンピオンを逃した。

しかし、今季の意気込みを聞いたアンケートでは、特段気負った様子はない。
新メンバーを迎えて臨む、JEGT2025シリーズへの想いを紹介しよう。

※本アンケートは、2025シリーズ開幕前に回答されたものです。

世界大会常連が名を連ねるスター軍団

#52 KANTOモータースクール SCARZのJEGT2025シリーズ仕様のリバリー

#52 KANTOモータースクール SCARZは、スター軍団とも呼べるメンバーが名を連ねる。
昨シーズンとほぼ変わらない世界大会クラスの選手たちで、JEGT初制覇を狙う。

特に國分 諒汰選手の加入は、大きな戦力アップにつながるはずだ。
グランツーリスモ7内にも登場する常連選手で、2019年のワールドツアー東京大会では、日本人選手として初めてネイションズカップ優勝。
また、2023年のマニュファクチャラーズカップでは、日産チームとして年間王者に輝いている。

プロ意識の高さを感じさせるチームコメントともに、今季のメンバーをご覧いただきたい。

チーム概要

ゼッケン：52
エントラント名：株式会社XENOZ
チーム名：KANTOモータースクール SCARZ
監督：後藤 優介
URL：https://www.scarz.net/
JEGT2024シリーズ最終順位：2位

＞＞チーム情報詳細ページ
チームコメント：
SCARZはesportsの日本最前線で活動するプロゲーミングチームです。
国内有数の大型チームとして数多くの部門を有し、国内・海外の大会で実績を残しています。

本物である意味を言葉に込め『KEEP IT REAL』というスローガンを掲げ、SCARZと関わる全ての人が本物で在り続けるために、正真正銘のプロフェッショナルとして活動し、夢を追い続けることができる道を共に創っていくことを目指しています。

所属選手

敬称略・順不同

鍋谷 奏輝

2022～2024年 グランツーリスモ ワールドシリーズ ファイナリスト

後藤 優介

2022年 全国都道府県対抗e-sport選手権 グランツーリスモ部門 一般の部11位
2023年 オリンピックesport series motorsport部門7位

佐々木 拓眞

TGR GT CUP 2022 グランドファイナル3位
2023年 グランツーリスモ ワールドシリーズ マニュファクチャラーシリーズ showdown チームポルシェ優勝

山本 英弥

2021、2022、2024年 全国都道府県対抗eスポーツ選手権 奈良県代表（2022,2024年：本大会進出）
2025 グランツーリスモ ワールドシリーズ マニュファクチャラーズカップ マクラーレン アジア地域代表

國分 諒汰

FIA グランツーリスモカップ 2019 ワールドツアー東京 ネイションズカップ優勝
グランツーリスモ ワールドシリーズ 2023 ワールドファイナル マニュファクチャラーズカップ優勝

チーム一丸となって日本一を目指す

東京オートサロン会場で事前練習に臨む佐々木 拓眞選手

アンケートには、チーム監督を兼任する後藤優介選手が回答してくれた。
スター軍団をまとめるのは大変そうに思えるが、新メンバーも含めてチームメンバーの仲は良さそうだ。
今年にかける想いも語ってくれた、アンケート全文をご覧いただきたい。

Q1.今シーズン選定した車種と選んだ理由は？

バランス型の特性を持った車両の中で一番性能が良かったため、メルセデス AMG GT3 ’20を選びました。

Q2.リバリーの特徴は？

SCARZのユニフォームデザインを、そのままリバリーにしました。
所属選手自身が作成し、チーム全員が気に入っています。

Q3.今年のチームの雰囲気は？

新規メンバーを2人迎え入れ、新しい雰囲気です。
既存メンバーとの関係構築も、順調に進んでいます。

Q4.普段はチームとしてどのような練習をしている？

週一回の定例練習を実施しています。
各自が抱える課題を報告して、チーム全員で解決法を考えます。

Q5.ズバリ今シーズンの目標と戦略は？

SFとGr.3といったカテゴリ、予選と決勝レースといった各セッションで、各選手の得意不得意を見極めることが重要だと考えます。
各選手の特徴を活かしたレースにアサインして、最大限実力を発揮してもらえればと思っています。

Q6.ラウンド数とオフラインレースの増加はどう捉えている？

大変ではありますが、とにかく頑張ります。
レース数の増加は見ていただける機会も増えるということなので、チャンスだと捉えています。

Q7.ファンに注目して欲しいチームのアピールポイントは？

チーム一丸となって、仲良く頑張ります。
それぞれが役割を果たし、各ラウンドで『ONE TEAM』精神をもって勝ちにいきます。

Q8.最後に意気込みとファンの方にメッセージをどうぞ

今年は日本一になります。
応援よろしくお願いします。

実力を発揮すれば自ずと結果はついてくる

JEGT2024では初参戦で見事にシリーズ2位

デビューイヤーでの優勝は叶わなかったが、実力を考えると2番手に甘んじているチームではない。
勝利数だけでみると、#1 QTDIG∞（旧Sengoku Gaming）とともに1勝で並んでいる。
十分に優勝を狙える速さをもっていることは、初参戦のシーズンで見事に証明した。

Rd.FINALの表彰式で、選手たちの悔しそうな表情が印象に残っている方も多いだろう。
昨シーズンの悔しさをバネに、今季は間違いなく巻き返してくるはずだ。
富士スピードウェイで2025年7月19日、20日に開催された開幕シリーズでは、なかなか調子のあがらないにも関わらずRd.2の決勝レースでは2位を獲得。
#1 QTDIG∞の連覇を阻止するチームがあるとしたら、#52 KANTOモータースクール SCARZが最有力候補であるのは間違いない。

Text： 渡邉　篤

【公式ダイジェスト】2025 AUTOBACS JEGT グランプリシリーズ Rd.2｜決勝セミ耐久レース

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