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2026年3月12日に配信されたグランツーリスモ7の最新アップデート(1.68)には、3台の新規収録車種が盛り込まれていた。
シボレー カマロ 1969 Race-Modとルノー キャプチャーという外国車のなかにあって、特に注目を集めたのが日本車の「マツダ アンフィニ RX-7 Type R (FD) ’91」だろう。
ピュアスポーツとしての高い走行性能と個性的な美しいスタイリングで、発売から30年以上が経った今も世界中のJDMファンから愛されているモデルだ。
今回は、アンフィニから発売された初期型(1型)の話題を中心に、FD3S型RX-7の魅力を詳しく紹介する。
東京オートサロン2026で一際注目を集めた、TOP SECRETとRE雨宮のコラボモデルの写真も掲載しているのでぜひ最後までご覧いただきたい。

1991年に登場した3代目RX-7(FD3S)は、軽量化と運動性能を徹底的に追求したピュアスポーツモデル。
なめらかな曲線で構成された官能的なデザインと妥協なきパッケージングは量産車離れしていて、当時だけでなく現在でも突出した存在だ。
現在でも高い人気を誇る、名車FD3S型の誕生背景と魅力について改めて振り返ってみよう。
FD3S RX-7は、大ヒットを記録した先代モデル(FC3S)のフルモデルチェンジ車として1991年に誕生した。
会社としても大きな転換時期にあった当時のマツダは、本流のマツダブランドに加え、「ユーノス」や「オートザム」といった複数の販売チャンネルとブランドを展開。
そして3代目RX-7は、新たに設立された「アンフィニ」ブランドの専売モデルとして発売された。
実はFC3S型にも、「アンフィニ(∞)」の名を冠した限定モデルが存在している。
2シーター化や専用の足回りチューニングといった走行性能に特化したモデルで、4モデルにわたって約3,000台が販売された。
FD3S RX-7最大の特徴は、新開発のシーケンシャルツインターボを搭載した13B-REW型ロータリーエンジンだ。
最終的に自主規制いっぱいの280psまで高出力化されたこのエンジンは、1991年登場の初期型時ですでに255psものハイパワーを発揮していた。
大排気量、高効率化が進む現代からすると数字上はやや物足りなく感じるが、わずか1,260kgの車重によってパワーウェイトレシオは脅威の5.0kg/psを達成。
ピュアスポーツという名に恥じない、圧倒的な運動性能を実現していた。
そして、FD3Sの車としての魅力を高めているのが、滑らかな曲線で構成されたグラマラスなボディラインだ。
先代から引き継いだリトラクタブルヘッドライトを配して低くまとめられたフロントノーズからテールエンドまで、個性的で実によくまとめられている。
現代の欧州車と並べても引けを取らない、唯一無二のデザインだ。
今回アンフィニ RX-7 Type R (FD) ’91が追加されたことで、日本が世界に誇るロータリースポーツモデルの系譜がほぼ完全に網羅された。
また、型式には同一モデルながら2台目の追加というのは、FD3Sの人気が高いことのあらわれだろう。
グランツーリスモ7に収録されるロータリーエンジンモデルを、レース以外での楽しみ方も含めて改めて確認していこう。
今回1型が追加されたことで、すでに収録されていた最終モデル(6型)のRX-7 Spirit R Type A ’02との違いをぜひ楽しんでほしい。
また、グランツーリスモ7には、初代SA22C サバンナ RX-7 ’78、2代目FC3S RX-7 GT-X ’90も収録されている。
今回アンフィニ RX-7が新たに追加されたことで、歴代RX-7の進化の系譜がほぼ網羅された形だ。
さらにはNAエンジンに変更された後継モデルのRX-8 Spirit R ’12も収録されているため、どっぷりとロータリーエンジンの世界に浸れる。
世界唯一の量産ロータリーエンジンの歴史を、時代を超えて感じられるのはバーチャルの大きな魅力だろう。
FC3SからFD3S 1型へのフルモデルチェンジでの進化、6型への熟成といった変遷を感じられるはずだ。
アンフィニ RX-7といえば、漫画『頭文字D』で高橋啓介の愛車として活躍したことも、世界的な人気を獲得した大きな要因だ。
今回追加された「Type R ’91」は、まさに物語序盤の「赤城レッドサンズ」時代に啓介が乗っていたベースモデルそのもの。
作中の初期仕様は、純正色の「コンペティションイエローマイカ」の車体ベースに、「A-spec フロントノーズ」や「A-spec リアウィング」、そして星型デザインが特徴的な5本スポークホイール「MS-02」というマツダスピード製パーツでまとめられている。
グランツーリスモ7に実際のブランド名では収録されていないものの、似た形状のエアロは選択可能だ。
ちなみに、「コンペティションイエローマイカ」は残念ながら収録されていないが、HTMLなどで使用される16進数コードだと「#FFDD33」だそうだ。
当時のマツダや漫画家のしげの秀一が16進数コードを意識していたかどうかはわからないが、あまりにも運命的なコードで驚いた。
グランツーリスモ7上では「HSV」という色表現のため、16進数から割り出したら「H50 S80 V100」となる。
メーカーや作者による情報ではないため同一色という保証はないが、高橋啓介仕様にしたい方は参考にしていただきたい。
また、物語後半の「プロジェクトD仕様」を再現したいファンにも、アイデアを提供しておこう。
本作にはすでに、固定式ヘッドライトや専用エアロを装備したコンプリートカー「RE雨宮 FD3S RX-7」が収録されている。
自身のドライビングスキル向上とともにRE雨宮仕様へと乗り換えて、作中での啓介の成長とマシンの進化を自らの手で追体験するのも楽しいのではないだろうか。
日本が世界に誇るロータリースポーツ「RX-7」。
なかでも3代目のFD3S型は、パフォーマンスを最大限引き出したロータリーエンジンと流麗なスタイリングによって特に人気の高いモデルだ。
生産終了から20年以上が経過したにもかかわらず、現在でもファンから絶大な支持をうけている。
実際、JEGT2025シリーズRd.FINALが開催された先日の東京オートサロン2026では、TOP SECRETとRE雨宮がタッグを組んで開発したFD3S型RX-7が「東京国際カスタムカーコンテスト2026」でグランプリを獲得した。
オーナーはタイ人インフルエンサーのBeerbaiyoke氏ということで、国内のみならず海外からの人気の高さもうかがえる。
一方で、実車を所有してコンディションを維持して走らせるのは、車両価格の高騰やパーツの希少化もあって年々難しくなっているのが現実だ。
いつでも最高の状態のロータリーサウンドを楽しめるというのは、バーチャルであるグランツーリスモ7の存在意義のひとつだろう。
今回追加されたアンフィニ RX-7も含めてロータリーモデルを乗り比べて、ぜひお気に入りの1台を見つけてほしい。
Text:渡邉 篤
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