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#1 QT DIG∞が4連覇という偉業を達成して、JEGT2025はレギュラーシーズンを終えた。
しかし、2025シリーズは、まだ完全に終了はしていない。
グランプリシリーズ参戦8チームからの選抜選手による個人選抜レースと、本入れ替え戦を残していた。
通常のYoutube配信ではなくJEGT公式Discordサーバーで中継された、JEGT2025グランプリシリーズ入れ替え戦の模様をお届けしよう。
JEGTのレギュラーシーズンでは、各リーグごとにしかレースが行われない。
しかし、入れ替え戦では2リーグのチームが入り乱れて争うことになる。
下位に沈んだとはいえトップカテゴリで戦ってきたプライドのあるグランプリシリーズと、シーズンを上位で終えた勢いのあるチャレンジリーグが真っ向からぶつかるのだ。
まずは、出場チームと入れ替え戦のレギュレーションを確認しておこう。
入れ替え戦には、グランプリシリーズの下位2チームとチャレンジリーグの上位3チームの合計5チームが出場する。
そして、JEGT2026シーズンのグランプリシリーズに出場できるのは、入れ替え戦を勝ち抜いたわずか2チームのみ。
来季の参加カテゴリが決定する1戦とあって、どのチームも万全の体制で臨んでくるはずだ。
また、入れ替え戦では、レギュラーシーズンでのポイントや順位は一切考慮されない。
出場5チームは、まったくの横一線からスタートする。
予選スーパーラップから始まり1チーム2台体制で臨む決勝レースまで、一瞬も気の抜けない戦いが続く。
各チームの運命を決める入れ替え戦は、全3セッションで争われる。
いずれのセッションにもポイントが設定され、最終的な獲得ポイントで順位を決定。
グランプリシリーズの要素が1戦のなかに凝縮されており、相応しいチームが勝ち上がる設計になっているといえるだろう。
| 使用コース | ディープフォレスト・レースウェイ |
| 使用車種 | Gr.3 |
| 使用タイヤ | レーシングハード |
| タイヤ消耗倍率 | 1倍 |
| 燃料消耗倍率 | 1倍 |
| TCS | 使用禁止 |
| 使用コース | 指定コースから抽選 |
| 使用車種 | SF23 |
| 使用タイヤ | レーシングハード |
| タイヤ消耗倍率 | 50倍 |
| 燃料消耗倍率 | 1倍 |
| TCS/ABS | 使用禁止 |
決勝レースは、各チーム2台ずつ出走。
| 使用コース | ディープフォレスト・レースウェイ |
| 周回数 | 18周 |
| 使用車種 | Gr.3 |
| 使用タイヤ | レーシングソフト/ミディアム/ハード 使用義務タイヤ:レーシングハード |
| タイヤ消耗倍率 | 6倍 |
| 燃料消耗倍率 | 2倍 |
| TCS | 使用禁止 |
この1戦にかけるチーム同士の争いだけあって、予選から決勝まですべてのセッションが見応え十分。
狙い通りのレース運びをしたチームや不本意なポジションからの巻き返しを図るチームなど、参加全チーム全選手が持ち味をいかんなく発揮した。
レース全セッションの模様を、改めて詳しく振り返ってみよう。
最初にアタックをしたのは、山村 昂佑選手(#71 DRPP)。
ギリギリを攻めながら大きなロスなくまとめあげ、1分27秒949というターゲットタイムを記録した。
しかし、続く森山 綜太選手(#101 REIGNITE)がコンマ1秒上回り、すぐにトップタイムを更新。
さらに1発の速さに定評のある鈴木 聖弥選手(#6 ZETA DIVISION)のアタックに注目が集まったが、痛恨のペナルティにより不本意なタイムに終わった。
続く岡本 貴明選手(#523 日産サティオ佐賀)は、鈴木選手は上回るもののタイムを伸ばせず。
そして、グランプリシリーズの底力をみせたのが、佐久間 輝選手(#127 eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS)だった。
セクタータイムを次々と更新すると、1分27秒713の好タイムで予選スーパーラップトップの座を掴んだ。
ハイパースプリントはトーナメント形式で実施された。
神藤 巧磨選手(#101 REIGNITE)
vs
鈴木 聖弥選手(#6 ZETA DIVISION)
ポールポジションスタートの神藤選手だったが、1コーナーのブレーキングでわずかなミスを喫してしまう。
予選スーパーラップで悔しい思いをした鈴木選手は一瞬のスキを見逃さず、一気にオーバーテイク。
しかし、コース後半で再逆転をした神藤選手がそのままフィニッシュラインまでマシンを運び、見事に1回線突破を決めた。
山村 昂佑選手(#71 DRPP)
vs
福永 龍我選手(#523 日産サティオ佐賀)
2番手スタートの福永選手だったが、スタートを決めて山村選手のポジションを奪う。
堅実な走りをみせる福永選手は、2周目に入ってもポジションをキープ。
必死に追い上げる山村選手だったが、わずかに届かない。
結局、オープニングラップでオーバーテイクに成功した福永選手が、そのまま勝利を納めた。
山村 昂佑選手(#71 DRPP)
vs
鈴木 聖弥選手(#6 ZETA DIVISION)
後方スタートの鈴木選手は最初の直線で並ぶと、そのまま山村選手をオーバーテイク。
しかし、後半セクターのストレートを利用して、山村選手は再度ポジションを奪い返す。
その後はポジションを入れ替えながら、レースの決着はフィニッシュライン上となった。
最終コーナーを立ち上がり重視のラインで抜けた鈴木選手が、前をいく山村選手をフィニッシュライン直前で差し切って勝利。
神藤 巧磨選手(#101 REIGNITE)
vs
福永 龍我選手(#523 日産サティオ佐賀)
1回戦に続いて、福永選手がオーバーテイクスイッチを使用してスタート直後に前に出る。
しかし、神藤選手は、低速コーナーの立ち上がりから一気に差を詰めて再逆転を決めた。
その後は、お互いにポジションを入れ替えながらレースは展開。
最後は神藤選手がポジションを守り切って、#101 REIGNITEとの決勝戦にコマを進めた。
田代 寛朋選手(#127 eM福岡 エンタテ!区 LEGENDS)
vs
神藤 巧磨選手(#101 REIGNITE)
決勝戦はスタートから緊迫の接戦が繰り広げられた。
スタート直後の1コーナーで見事なスタートから田代選手に並びかけた神藤選手。
一方で、田代選手も簡単にはポジションを譲らない。
そしてポジションが動いたのは、2周目の1コーナー。
スリップストリームからマシンを外側に振り、そのままブレーキング勝負に持ち込む。
わずかに深いブレーキでマシンのノーズを前に出すと、そのままアウト側からオーバーテイク。
その後は危なげない走りをみせ、逆転でハイパースプリントの優勝を決めた。
各チーム2台の合計10台が出走する決勝レースのグリッド順は、予選スーパーラップの1位~5位がポールポジションから順に並び、6番グリッド以降にもう1台が再度同じ順番で並ぶ。
全車がハードタイヤを選択してスタートを迎えたレースは、オープニングラップからeM福岡 エンタテ!区 LEGENDSの2台が躍動。
ポールポジションスタートの126号車 堤口 直斗選手は素晴らしいペースで2番手とのマージンを築くと、後半の6番手からスタートした127号車の西谷 翔真選手が5番手へのポジションアップを果たした。
一方、予選スーパーラップが奮わなかったZETA DIVISIONは、6号車 菅原 達也選手が5番手、5号車 宮園 拓真選手が最後尾と追い上げるしかないというスタート位置。
しかし、スタート直後は菅原選手が1ポジションアップを果たしただけで、大きな動きを見せない。
解説の西澤 健太氏は、宮園選手の動きから燃料マネジメントの可能性を指摘。
動きはじめのタイミングとピット戦略に注目が集まる。
そして、レースが5周目に入ると、宮園選手が一気に追い上げをみせる。
コーナーごとにオーバーテイクを決める勢いで、6周目には6番手までポジションアップ。
先頭集団では、7周目の1コーナーで菅原選手、大村 天弓選手(#101 REIGNITE)、鎌田 智暉選手(#70 DRPP)が絡む大きなアクシデントが発生。
結果的に、菅原選手は2番手に、eM福岡 エンタテ!区 LEGENDSの西谷選手は3番手にそれぞれポジションを上げた。
さらに菅原選手はハイペースでプッシュを続け、前を行く堤口選手の背中を9周目に捉えると、10周目の1コーナーでトップに躍り出た。
ピット戦略に注目が集まったレースだったが、結局6周目にミディアムタイヤに交換した橋間 隼選手(#100 REIGNITE)以外はノーピットストップ作戦を選択。
レース中盤からポジションは膠着状態になり、菅原 達也選手(#6 ZETA DIVISION)がトップチェッカーを受けた。
グランプリシリーズ残留をかけてレースに臨んだeM福岡 エンタテ!区 LEGENDSの堤口 直斗選手が2位、西谷 翔真選手が3位。
JEGT2026シーズンのグランプリシリーズ出場権は、#127 eM福岡 エンタテ!区 LEGENDSと#6 ZETA DIVISIONが獲得した。(チームの意向を踏まえ、正式なグランプリシリーズ出場チームは後日発表予定!)
しかし、グランプリシリーズとチャレンジリーグから1チームずつが勝ち抜けたというのは、昨年同様の順当な結果といえるだろう。
しかし、見応え十分の今年の入れ替え戦は、グランプリシリーズのレベルの高さを改めて感じる結果だった。
出場メンバーを考えると、#6 ZETA DIVISIONが圧倒的に有利という結果を予想した方も少なくないだろう。
しかし、実際はグランプリシリーズ降格の危機にあった#127 eM福岡 エンタテ!区 LEGENDSが5ptもの差をつけて入れ替え戦を制した。
2025年のシーズンは9位という不本意な結果に終わった#127 eM福岡 エンタテ!区 LEGENDSだが、すべてのセッションで安定した成績を残してレベルの高さをみせた形だ。
一方で、宮園 拓真選手や鈴木 聖弥選手ら実力派選手をそろえる#6 ZETA DIVISIONも、参戦当初からの目標であったグランプリシリーズ出場を1シーズンで達成。
現在#1 QT DIG∞が4連覇中のグラプリシリーズだが、ぜひこの2チームでぜひ盛り上げてもらいたい。
Text:渡邉 篤
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