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グランツーリスモ7を使用する国内最高峰のeMSリーグJEGTは、トップカテゴリのグランプリシリーズが7月18日(土)・19日(日)に2026シーズンの開幕を迎えた。
今年は新たに2チームがチャレンジリーグからの昇格を果たし、そのうち、#6 ZETA DIVISIONは、ここまで4連覇中の#1 QT DIG∞を止める存在と目されている。
2025年のチャレンジリーグを圧倒的な速さで制し、昇格を掴んだ実力派集団。
昇格初年度からチームが掲げる目標は、迷いなく「年間チャンピオン」だ。
アンケートに答えてくれた鈴木選手の言葉の端々から、絶対的な自信が垣間見えた。
ルーキーチームとしてグランプリシリーズ(以下GPシリーズ)に臨む意気込みや、チームの雰囲気をたっぷりと紹介しよう。
※本アンケートは、2026シリーズ開幕前に回答されたものです。
ZETA DIVISIONは、2018年に設立された日本発のゲーミングライフスタイルブランドだ。
『VALORANT』をはじめ、数々のタイトルで世界と渡り合ってきたチームで、eMS部門も高いレベルを誇る。
昨年は、GPシリーズ参戦チームに所属していた宮園 拓真選手、鈴木 聖弥選手が移籍して大きなニュースになった。
さらに、今シーズンは、ディフェンディングチャンピオンの#1 QT DIG∞から奥本 博志選手が電撃移籍。
世界トップクラスのドライバーが名を連ねる布陣は、昇格チームでありながらすでに優勝候補と呼んで差し支えない。
まずは、今季の陣容から確認していこう。
ゼッケン:6
エントラント名:GANYMEDE株式会社
監督:森 龍太郎
使用車両:マツダ RX-VISION GT3 CONCEPT
2025シリーズ最終順位:チャレンジリーグ 総合1位(入れ替え戦2位で昇格)
URL:https://zetadivision.com/
チームコメント:
ZETA DIVISIONは、東京に本社を置く日本発のゲーミングライフスタイルブランドです。
ゲーマーとそれを取り巻くカルチャーをより豊かにし、新しいクリエーターを探し、次世代の文化を形成します。
既存の文化にとらわれない新たなスタイルを発信しつづけ、ゲーミングカルチャーが広く親しまれる共通の価値観として確立した未来を目指し、活動してまいります。
2024 GTWS ネイションズカップ ワールドチャンピオン
2024 Super-FJ 日本一決定戦 9位
2025 2026 ニュルブルクリンク耐久シリーズ VT2-RWDクラス 出場
Honda Racing eMS GT GRAND FINAL 2024 一般の部 総合2位
GTWS World Final 2024 マニュファクチャラーズカップ 総合2位
Honda Racing eMS 2025 Grand Final アジア・オセアニア地区 総合優勝
FIA グランツーリスモ選手権2021 マニュファクチャラーシリーズ3位
ロードスターパーティレース 東日本シリーズ 2022年 シリーズ3位
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2025 大阪府代表、及び決勝戦進出
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019-2025 宮崎県代表、及び決勝戦進出
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI 一般の部:優勝
AUTOBACS JEGT GRAND PRIX 2022-25 Series Supported by GRAN TURISMO:トップリーグ優勝(2025年からグランプリシリーズに改称)
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2025 SHIGA 一般の部 準優勝
GTWS2025~26 マニュファクチャラーズカップ AMG代表
2025年のチャレンジシリーズ参戦チームのなかでも、#6 ZETA DIVISIONは格が違うといえるほどの選手を揃えていた。
GPシリーズへの昇格は間違いないと、誰もが開幕前から予想していただろう。
しかし、アンケートに答えてくれた鈴木選手からは、意外にも苦労した様子がうかがえた。
苦悩の末に掴んだGPシリーズ出場への想いと、今シーズンのチームについてみていこう。
100%と言いたいところですが、正直なところ実際は50%くらいに感じていました。今年の昇格戦は総力戦で予選の結果によって有利・不利がはっきり分かれるため、とても大変だったんです。
最終的にチームがグランプリシリーズへ昇格し、当初の目標を達成できてホッとした雰囲気でした。ただ、個人としては、自分のミスでチームに負担をかけてしまったことに不甲斐なさを感じていて……。
グランプリシリーズでは、チームを引っ張っていく存在になりたいと改めて決意しました。
グランプリシリーズでは、これまで以上にミスを減らしていかなければいけないと感じています。車種も昨年とは違うため、車両特性をしっかりと把握して戦うことが重要です。
GPシリーズへ挑戦するにあたり、改めて車種とコースの相性を検証しました。そのうえで、チームのコンセプトやレースの運用方法を考慮して決定しています。
SF23とマツダ RX-VISION GT3 CONCEPT、どちらも白を基調とした車体に、ZETA DIVISIONを象徴するネオンイエローを効かせているのがポイントです。
個人では、満足のいくまで毎日ひたすら走り込みます。1発の速いタイムを狙う練習や、10周のあいだでどれだけタイムをぶらさず走り続けられるかといった練習を重ねています。
チーム内に関しては、練習で得たデータを共有し、できるだけ効率よく練習できるようにしています。少ないデータで長く走り込むよりも、多くのデータを取り入れたうえで短い時間に集中したほうが良いと考えています。
GPシリーズは#1 QT DIG∞が圧倒的な強さで、昨年までで4連覇を果たしている。
しかし、目標は「年間チャンピオン」と言い切った鈴木選手の言葉からは、チームとしての確かな自信がうかがえた。
チームとしてのアピールポイントやファンへのメッセージも含めて、力強い回答をぜひごらんいただきたい。
自分にとっては奥本さんですね。とてもストイックな方で、自分も学びたい部分をたくさん持っている選手です。
もちろん、年間チャンピオンです!
どんな状況でも常に上位争いにいるような、強い走りを皆さまに魅せつけていきます。
年間チャンピオンを取りにいくため、全力で走ります。ぜひ、応援のほどよろしくお願いします!
昨年のチャレンジリーグの振り返りに関しては反省の弁もみられた鈴木選手だったが、今シーズンへの展望については力強い言葉が並んだ。
輝かしい実績にとかく目が行きがちだが、彼らの強さは真摯な反省のうえになされるたゆまぬ努力があるからだろう。
次々と新鋭選手が出てくるなか、長年トップ選手であり続けるのは並大抵のことではないはずだ。
王者に君臨する#1 QT DIG∞に真っ向からぶつかって、チャンピオンももぎ取る。
鈴木選手からは、そんな意気込みが伝わってきた。
7月18日(土)・19日(日)に富士スピードウェイで開催されたグランプリシリーズ Rd.1-2で初陣を飾った#6 ZETA DIVISION。
スーパーフォーミュラ第6-7戦と同時開催されるオフライン大会での様子は、ぜひアーカイブで御覧いただきたい。
事実上、銀河系最強チームと言っても過言ではない彼らの戦いにぜひ注目してほしい。
Text: 渡邉 篤