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チャレンジリーグRd.2で勝利をおさめた#465 465Garage8月15日に開幕したチャレンジリーグ2026シリーズは、翌16日に連戦という形でRd.2を迎えた。
開幕戦を制した新規参入の#5 Alien Motorsportが2連勝を飾るのか、既存チームが意地をみせるのか、シーズンの行方にもつながる注目の一戦だ。
決勝レースの舞台として選ばれたのは、夜間のマウントパノラマ・モーターレーシングサーキット。
暗闇のレースでどんな展開があったのか、全セッションを振り返ってみよう。

Rd.2の舞台は、実力が試される難コースが用意された。
しかも、ハイパースプリントこそ日中だが、予選スーパラップと決勝レースは夜間に実施。
限られた視界のなか、クラッシュを避けつつライバルチームの前にでなければならないという難しいレースとなった。
まずは、コースの特徴とレギュレーションを確認していこう。
マウントパノラマは、オーストラリアに実在する全長6,213mの公道サーキットだ。
山ひとつをまるごと使ったレイアウトが特徴で、特に山の区間は高低差が激しいうえ道幅も狭い。
しかも、今回はハイパースプリントを除く全セッションが夜間ということで、ドライビング中の視界は限られる。
暗闇のなか限界領域で峠道を攻め、前を行くライバルのオーバーテイクを図るのは簡単なことではない。
ドライバーの技量と対応力が試されるレースになることは必至だ。
今シーズンのチャレンジリーグは、参加17チームがグループA/Bにわかれて争われる。
Rd.1開催前に事前予選が行われた関係で、Rd.2の組分けも抽選で決まった。
| 使用コース | マウントパノラマ・モーターレーシングサーキット |
| 使用車種 | Gr.3 |
| 周回数 | 2周(ハイパースプリント)/6周(スプリントレースA/B) |
| 使用タイヤ | レーシングハード |
| 燃料消費倍率 | 1倍 |
| タイヤ消耗倍率 | 1倍(ハイパースプリント)/9倍(スプリントレースA/B) |
予選スーパーラップで最速をマークしたのは #809 Team desiLab. eMSの佐藤 魁翔選手だった。
混戦で勝利した#465 465GarageはグループB内でこそ2番手タイムだったものの、総合では予選ノーポイントの4番手タイム。
だが、4番手の #465 465Garageが制し予選最速のチームが優勝を逃すという、eMSらしい奥深い一戦となった。
白熱したレースの模様はぜひJEGT公式YouTubeチャンネルのアーカイブでご覧いただきたいが、勝敗を分けたトピックスを記事上で振り返ってみよう。
大会に先立って行われた予選スーパーラップで、最速タイムを叩き出したのはグループAの佐藤 魁翔選手(#809 Team desiLab. eMS)。
夜間のマウントパノラマで壁ぎりぎりまで使い切るアタックを披露し、全17チーム最速の2分02秒806をマークした。
一方のグループBでは世界大会優勝経験をもつMehdi Hafidi選手(#5 Alien Motorsport)がトップタイムをマークし、開幕戦に続くポールポジションを確保。
#465 465Garageは、石野 弘貴選手が2番手タイムをマークした。
ハイパースプリントでは、2つの対戦でRd.2の明暗がわかれた。
まず、予選最速だった#809 Team desiLab. eMSは、岡村 元輝選手が佐々木 海選手(#72 Connect to the Future)と対戦。
後方スタートの佐々木選手は、1周目のバックストレートで勝負を仕掛ける。
スリップストリームから横に並ぶと、コーナーで粘り切って前に出た。
岡村選手は2周目の1コーナー後の直線で並びかけるも、次コーナーへの進入でアウト側に大きくはらんで勝負あり。
ハイパースプリントでの5ptを落とす結果となった。
対照的に、ハイパースプリントで貴重なポイントを獲得したのが、#465 465Garageの澁谷 裕夢選手だ。
対戦相手の上野 柊斗選手(#180 IBARAKI TOYOPET AREA298)を終始寄せ付けず、勝利をおさめた。
6周のスプリントレースは、グループA/Bに分かれて行われた。
グループAでスタートから抜け出したのは、ポールスタートの佐藤 和真選手(#809 Team desiLab. eMS)。
スタート直後から後続を引き離すと、後続の2番手争いにも助けられオープニングラップで早くもギャップを広げる展開。
5周目に一度壁へ接触する場面もあったが、それまでに築いたマージンで危なげなくポールトゥウィンを決めた。
レース全体の見どころとなったのは、6番グリッドスタートの萩原 悠太選手(#27 SEIZE I.G)。
前を走る車のミスを的確に突いてポジションを上げていき、3位表彰台を掴んだ。
グループBの主役は、予選ペナルティの関係でポールスタートとなった才間 翔太選手(#465 465Garage)だった。
オープニングラップを先頭で帰ってくると、2周目以降も2分02秒台のハイペースを維持し続けて後続を寄せ付けない。
序盤から独走体制を築き上げた才間選手が、そのまま1位フィニッシュ。
一方、終始数珠つなぎの大混戦となった2番手以降は、金子 壮太選手(#5 Alien Motorsport)が3グリッド降格のハンデをはね返して2位、3位には鈴木 楓河選手(#88 GracesBlaze)が入った。
インタビューに答える#465 465Garageの才間 翔太選手(左)と澁谷 裕夢選手(右)Rd.2は、#465 465Garageが今シーズン初勝利を掴んだ。
#465 465Garageは予選こそポイントを得られなかったものの、澁谷選手がハイパースプリントで5pt、才間選手がスプリントレースで25ptを積み上げて合計30ptを獲得した。
対照的だったのが、予選最速の #809 Team desiLab. eMSだ。
予選で3pt、スプリントレースで25ptを稼ぎながら、ハイパースプリントでポイント落としたことが響いた。
そして、インタビューで明かされたのは、#465 465Garageに勝利をもたらした地道な反復練習だ。
澁谷選手はRd.1の予選でミスを犯した悔しさから、Rd.2のハイパースプリントに強い思いで臨んだという。
優勝インタビューで、「チームメイトに付き合ってもらい、毎日2時間ほど抑えるポイントと飛ばすポイントを試行錯誤した」と語った。
才間選手もまた、「100回走ったら100回成功するぐらい」というほど反復練習を積み重ねたことこそが結果につながったのだろう。
この勝利で#465 465Garageは、Rd.1の7位タイからシリーズ2位へと急浮上。
首位に立つ #5 Alien Motorsportとのポイント差はわずか8pと、シリーズの行方はまったくわからなくなった。
2026年9月12日開催の次戦Rd.3も、JEGT公式YouTubeチャンネルでぜひ見届けてほしい。
Text: 渡邉 篤
■ 【レースレポート】チャレンジリーグ Rd.1|全セッションを制した初参戦 #5 Alien Motorsportが満点デビュー