NEWS
ニュース
グランツーリスモ7を使用する、国内最高峰のeMSリーグJEGT。
7月に開幕したグランプリシリーズ(以下GPシリーズ)に続き、チャレンジリーグの2026シリーズが8月15日に開幕を迎えた。
今季は新規参入チームも含む17チームが名を連ね、トップカテゴリであるGPシリーズへの昇格を目指す。
初陣を完全勝利で飾った#5 Alien Motorsportの活躍を中心に、開幕戦の模様を振り返ってみよう。
2026年度のチャレンジリーグは、参加チームが17チームに大幅増加。
入れ替え戦への出場枠は3チームと変わらないため、昇格への道はより狭き門になったということだ。
例年以上の大混戦が予想されるなか、シリーズの流れを左右しかねない開幕戦はどのチームにとっても重要な一戦。
まずは、改めてチャレンジリーグの位置づけと、開幕戦のレギュレーションを詳しくみていこう。
チャレンジリーグの目的は明確で、参加全チームがトップカテゴリであるGPシリーズ出場を目指す。
しかし、GPシリーズへの道は、決して楽なものではない。
全4戦を戦って決まるシリーズランキングの上位3チームが、まずは入れ替え戦への出場権を手にする。
そして、GPシリーズの下位2チームを交えた入れ替え戦で上位2チームに入って初めて昇格が認められるのだ。
しかも、入れ替え制度はすでに5年目に突入し、GPシリーズのレベルはぐっと上がってきている。
下位2チームとはいえGPシリーズ参戦チームに勝つのは、決して容易ではないだろう。
また、今季のチャレンジリーグは、17チーム中、実に6チームが新規参戦チーム。
実力は未知数のため、昨年までの参戦チームを含めての大混戦が予想される。
参加チームが大幅に増加したことを受け、今シーズンのチャレンジリーグはグループA/Bにわけて争われる。
なお、開幕シリーズのRd.1、Rd.2は抽選で振り分けられた。
| 使用コース | レッドブル・リンク |
| 使用車種 | Gr.3 |
| 使用タイヤ | レーシングソフト(ハイパースプリント) レーシングミディアム(スプリントレースA/B) |
| タイヤ消耗倍率 | 1倍(ハイパースプリント) 6倍(スプリントレースA/B) |
| 燃料消費倍率 | 1倍 |
17チームのなかで、開幕全セッションを通じて一枚上手だったのが#5 Alien Motorsportだ。
一方、予選スーパーラップでは、有効タイムを計測した全15チームがわずかな差のなかにひしめく大混戦。(2チームがノータイム)
戦前の予想通り実力は伯仲しており、決して楽なレースではなかった。
白熱したレースの模様はぜひJEGT公式YouTubeチャンネルのアーカイブでご覧いただきたいが、トピックスだけを記事上で振り返ってみよう。
予選スーパーラップは、開幕戦に先立ってA/Bグループごとに非公開で行われた。
いずれのグループも、新規参入チームがトップタイムを記録。
一方の既存チームも、2番手、3番手タイムをマークするなど底力をみせた。
グループAは、#7 BS+STUDIEのRandall Haywood選手が1分28秒555で決勝レースポールポジションを獲得。
グループBでは、#5 Alien Motorsportの金子 壮太選手が全体トップの1分28秒303をマークした。
新規参入チームがポテンシャルの高さを示した形だったが、予選全体をみると有効タイムを計測した全15チームのうち最下位の#27 SEIZE IGまでわずか0.886秒差。
参加全チームの実力が拮抗していることを、改めて感じる予選となった。
わずか2周、しかも1on1というJEGT独自フォーマットで行われるハイパースプリント。
勝者のみがポイントを獲得できるため、是が非でも勝利をおさめたいところだ。
予選全体トップタイムをマークした#5 Alien Motorsportは、ハイパースプリントでもみせた。
後方スタートの秋葉 覇貴選手(#809 Team desiLab. eMS)が見事なスタートを決め、森下 結友選手(#5 Alien Motorsport)の前に出る。
しかし、すぐさま森下選手がポジションを奪い返し、そのままフィニッシュ。
混戦が予想されるシリーズランキング争いで貴重な5ptを獲得した。
決勝のスプリントレースは、予選と同じ組み合わせでA/B、2つのグループにわけ実施された。
グループAを終始支配したのは、ポールスタートの林 龍之介選手(#7 BS+STUDIE)だ。
2番手スタートの上野 柊斗選手(#180 IBARAKI TOYOPET AREA298)が出だしでもたついたこともあり、序盤から後続を引き離して独走態勢を築く。
一方、後続は数珠つなぎの大集団を形成し、レースの注目は2位争いに向けられた。
なかでも、後方からの追い上げで目立ったのが、谷村 剣太選手(#315 Funlap Sports with ルピスマ)だ。
6番手スタートの谷村選手は、ポジションをじりじりと上げて上位争いに食い込む。
そして、ファイナルラップの最終コーナーで前をいく加藤 薫選手(#465 465Garage)をとらえると、そのまま2位フィニッシュ。
なお、序盤に築き上げたマージンに守られた林選手が、そのままトップチェッカーを受けた。
グループBは、梅津 和志選手(#5 Alien Motorsport)が混戦のなかで冷静さをみせた。
6番グリッドスタートのDhanesh Wigneswaran選手(#72 Connect to the Future)が、序盤で2番手までポジションアップを果たす。
そして、レースが終盤に差し掛かる6周目には、ついにポールスタートの梅津選手を捉える。
しかし、梅津選手は冷静なステアリング捌きでポジションを奪い返すと、そのままポールトゥウィンを決めた。
3位は、8番手スタートから驚異の追い上げをみせた萩原 悠太選手(#27 SEIZE I.G)。
チャレンジリーグの開幕戦は、#5 Alien Motorsportの完全勝利という結果となった。
そして、興味深いのは、接戦を制するチームとしての底力だ。
予選スーパーラップで一発の速さをみせた金子 壮太選手、ハイパースプリントで勝負強さをみせた森下 結友選手、決勝レースで冷静さをみせた梅津 和志選手。
3選手がそれぞれの持ち味を十分に発揮したことで、開幕戦の完全勝利を引き寄せた。
特にチーム力を感じたのが、梅津選手の勝利後のインタビューだ。
0.1秒程度後続が速いと分析したうえで、「逃げ切るのではなく抑え込むことを考えた」とレースを振り返る。
「久々のレースで緊張した」としながらも、冷静な判断でレースを組み立てたのは新規参入チームとは思えない奥深さを感じた。
ただし、チャレンジリーグは開幕したばかりで、シーズンの行方はまったくわからない。
同じく新規参入チームのは#7 BS+STUDIEはわずか3ポイント差でランキング2位、昨年デビュー戦で勝利を納めた#72 Connect to the Futureが3位につける。
しかも、今シーズンは、チャレンジリーグとして初めてのオフラインレースも予定。
毎戦目の離せないチャレンジリーグの行方は、JEGT公式YouTubeチャンネルでご覧いただきたい。
Text: 渡邉 篤
■ 【レースレポート】入れ替え戦|グランツーリスモを知り尽くした2チームがグランプリシリーズ出場権を獲得
■ 【レースレポート】GPシリーズRd.2|前評判どおりの実力を証明した#6 ZETA DIVISIONが昇格後初勝利!
| « | 2026.8 | » | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||

【レースレポート】チャレンジリーグ Rd.1|全セッションを制した初参戦#5 Alien Motorsportが満点デビュー

【レースレポート】企業対抗戦 Rd.1|昨年最下位からの逆襲!#135 Yamaha esports Boostersが開幕勝利

eMSの幅広さを感じる2つのリーグ|2025シリーズのチャレンジリーグと企業対抗戦を振り返る

【チーム紹介】実力派を揃えて狙うは参戦初年度からの年間王者! #6 ZETA DIVISION

【確定リザルト】2026 AUTOBACS JEGT CHALLENGE League Round2