NEWS
ニュース
JEGT2026シリーズ 企業対抗戦が、チャレンジリーグと同日の2026年8月15日に開幕した。
トップカテゴリーであるグランプリシリーズ(以下GPシリーズ)や昇格を目指すチャレンジリーグとは異なり、参加企業に所属する社員ドライバーが腕を競う独立リーグだ。
昨年から上位10チームに東京オートサロンでのオフラインレースも用意され、ますます盛り上がりをみせている。
チームワークが感じられる結果となった、JEGT2026シリーズ企業対抗戦 Rd.1を振り返ってみよう。
企業対抗戦最大の特徴は、最低2名の参加が義務付けられている社員ドライバーの存在だ。
ただ速さや勝利を追求するだけでなく、eMSを利用した福利厚生やチームビルディングを目的として設立された。
さらに、昨年からは最終戦が東京オートサロンで開催されることになり、選手のモチベーションはさらに高まっている。
まずは、企業対抗戦の位置づけを、開幕戦のレギュレーションとともにおさらいしておこう。
認定ドライバーのみで争われるGPシリーズやチャレンジリーグとは異なり、企業対抗戦は参加企業の社員であれば初心者でも参加可能。
しかも、最低2名の社員ドライバーの参加が義務付けられており、単に速さだけを追求するプロリーグにはない「eMSを楽しむ」という要素が伝わってくる。
一方で、東京オートサロンという大舞台へのレースの出場権がかかるということもあり、全チームが全力で勝利を狙う。
楽しみながらも真剣勝負を挑む姿勢は、まさにeMSの原点ともいえるのではないだろうか。
| 使用コース | ヤス・マリーナ・サーキット(予選スーパーラップ/Race 2) ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット(Race 1) |
| 使用マシン | Gr.3 |
| 周回数 | 3周(Race 1)/6周(Race 2) |
| 使用タイヤ | レーシングソフト |
| タイヤ消耗倍率 | 1倍(Race 1)/2倍(Race 2) |
| 燃料消費倍率 | 1倍 |
開幕戦を制したのは、予選スーパーラップから最終のRace 2まで着実にポイントを重ねた#135 Yamaha esports Boosters。
昨年はシリーズ最下位に沈んだチームが、開幕戦で大きな存在感をみせた。
チーム全員で掴んだ#135 Yamaha esports Boostersの活躍を中心に、企業対抗戦Rd.1の模様を振り返ってみよう。
そして、全セッションで盛り上がった開幕戦の興奮を余すことなく体感するなら、ぜひJEGT公式YouTubeチャンネルのアーカイブも合わせてご覧いただきたい。
大会に先立って行われた予選スーパーラップでは、グループAで平井 睦輝選手(#135 Yamaha esports Boosters)が1分53秒027をマークしてポールポジションを獲得。
解説の山中 智瑛氏も、コース幅を限界まで使ったアタックと高く評価した。
なお、同グループのディフェンディングチャンピオン、#25 MIE TOYOPET CLUB TEAM BTF SPIRITの堀 秀任選手は、約0.5秒差の3番手だった。
一方、グループBのトップタイムは、福島 涼太選手(#55 MAZDA E&T METeoRACING チームA)がマーク。
Race 1は、JEGTでは初登場となるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催。
グループAのポールスタートは、中務 仁選手(#135 Yamaha esports Boosters)。
抜きどころが難しいとされるサーキットだけに有利に思われたが、2周目に姿勢を大きく乱して6番手までポジションを落としてしまう。
代わって抜け出したのが、3番手スタートの岡田 琥博選手(#25 MIE TOYOPET CLUB TEAM BTF SPIRIT)。
わずか3周のスプリントレースということもあり、岡田選手がそのまま逃げ切って勝利を飾った。
勝 勇気選手(Mazda E&T METeoRACING Team B)がスタートポジションを守って2番手。
なお、岡田選手はレース当日が16歳の誕生日で、記念すべきバースデーウィンとなった。
一方、グループBは、2番手スタートの島地 虹成選手(#18 IBARAKI TOYOPET e-NE)が勝利。
奇しくも、グループA/Bともに10代の若手ドライバーが制した。
舞台をヤス・マリーナ・サーキットに移したRace 2は、6周のスプリントレースで行われた。
Race 1、Race 2ともに予選スーパーラップのグリッド順を採用するため、#135 Yamaha esports Boostersの尾田 結都選手が再度ポールポジションからスタートだ。
Race 1では後方に沈んでしまった#135 Yamaha esports Boostersだったが、Race 2は尾田選手が後続とのマージンを広げる展開。
そのまま見事にポールトゥウィンを決め、大きな25ポイントを獲得した。
一方のグループBは、この日いちばんの大混戦。
5番グリッドスタートの高浪 翔選手(#40 eスタジアム × eM福岡)は、トップ争いの混乱に乗じて一気に2番手までポジションアップを果たす。
そして、中盤にはトップを走る伊藤 龍志(#61 SUBARU e-Motorsport TEAM)を捉えて、トップに立った。
レースは結局、高浪選手が逃げ切って逆転勝利。
2位には粘りの走りをみせた、田上 蒼竜選手(#18 IBARAKI TOYOPET e-NE)が入った。
#135 Yamaha esports Boostersの開幕勝利は、企業対抗戦らしいチームワークがもたらしたといえる。
平井選手が予選トップタイムを記録したことで、Race 1、Race 2を比較的有利に進めることができた。
惜しくもミスを喫してしまった中務選手だったが、3ポイントを獲得できたのはポールポジションスタートだったことが大きい。
さらに、尾田選手がRace 2でポールトゥウィンを決め、大量25ポイントを獲得。
3人で積み上げた31ポイントによって、接戦だった開幕戦で勝利を掴んだ。
しかし、2位以下のチームも、決して大きなポイント差をつけられたわけではない。
昨シーズン同様に、最終戦までもつれる展開が予想される。
JEGT公式YouTubeチャンネルに登録して、企業の看板を背負って東京オートサロンを目指す熱い戦いをぜひチェックしてもらいたい。
Text:渡邉 篤
■【レースレポート】#25 MIE TOYOPET CLUB TEAM BTF SPIRITが奇跡の大逆転で勝利&シリーズ制覇! 企業対抗戦
■ 【レースレポート】GPシリーズRd.2|前評判どおりの実力を証明した#6 ZETA DIVISIONが昇格後初勝利!
| « | 2026.8 | » | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||

【レースレポート】チャレンジリーグ Rd.1|全セッションを制した初参戦#5 Alien Motorsportが満点デビュー

【レースレポート】企業対抗戦 Rd.1|昨年最下位からの逆襲!#135 Yamaha esports Boostersが開幕勝利

eMSの幅広さを感じる2つのリーグ|2025シリーズのチャレンジリーグと企業対抗戦を振り返る

【チーム紹介】実力派を揃えて狙うは参戦初年度からの年間王者! #6 ZETA DIVISION

【確定リザルト】2026 AUTOBACS JEGT CHALLENGE League Round2